今年も走ってきました、NYCマラソン!
今回は昨年のバーチャルマラソンを完走して出走権をゲットした妹が、
東京からNYに来て、二人で参加。そして二人とも無事ゴールです!

ただ今年はとにかくBrutalなレースだった…。
11月とは思えない気温&湿度でコンディションが最悪。
スタート時点で19℃から20℃あり、24℃まで気温が上昇して、
11月に行われるNYCマラソンとしては最高気温を更新したそうです。
(以前は9月や10月にNYCマラソンが行われていたこともあったそう)
去年はスタート時点で7℃とか。上がっても12℃ぐらいだったんじゃないかと思います。

天気予報が出てから、水をよく飲め、スピードを落として走れ、などと注意が出ていて、
いつもより多くSalt StickやGelを持ち、ほぼ全ての給水所で水分を取ったので、
なんとか走り切れましたが、前半は暑さと湿気との戦い、
後半は小雨が降って少し気温は落ち着いたものの、
電解質バランスの悪化からくる足攣りとの戦いでした。

こんな状況下で走ることはそうそうありませんが、記録を一応つけておきます。

11月5日(土):
Shake Runを兼ねて、国連前からスタートする5kmレースに参加。
この日も暑かったのですが、たった5kmでも湿気がひどく走りづらくて、
本番のマラソンは記録が出せない可能性が高いな、と想像できました。
当日は目標達成を諦めて、Plan B、Cに変更せざるを得ないだろうな、と
あらかじめ想定できたのが、翌日精神的に助かりました。

11月6日(日):
スタート地点までいくロジスティクスが最悪だったのはおいておいてレースの内容を。

9:40amスタートのWave2。
3M以降は1M/毎に給水所があるのですが、
9Mまでは給水所がないところもちょいちょいあるイレギュラーな状態なので、
小さなペットボトルを手にしながら走りました。
2Mの時点で既に汗が大量に出始め、
ペットボトルを持っておいてよかったと心底思ったほどです。

8Mまではスタートのカラーごとに3コースに分かれているので、
ランナーが多くて走りづらいということはありません。
フラットな道が続くので、ここで目標ペースまで上げたかったのですが、
たまにビルの影で日陰ができるものの、陽が当たる時間が多く、
朦朧というほどではありませんが、頭の中が「無」になりました。

前半は体力温存のためにリラックスして走るようにするのですが、
リラックスではなく今回は「無」。
暑い、湿気がひどい、ちゃんとSalt Stick取らなきゃ、
水飲まなきゃ、ということ以外は考えられませんでした。
そして普段、8Mに到達する前に歩いている人を見ることはほとんどないのですが、
この日はもう前半から歩いている人がいっぱい。
それだけ暑さ、湿気がきついレースでした。

8Mからは暑さに加えて、走りづらさも加わります。
8Mで3コースが合流すると混んでて進めない…。
去年、コロナの影響で参加者が6割に制限されたときは
まあまあ走りやすかったこの狭いコースも、
フルキャパシティに戻ってしまうと、全然進めませんね。
しかもジップロックをコース上に捨てている人が多く、
何度か踏んでしまい、滑りそうに。危ないからやめておくれ。

13.1M(半分)を過ぎたところで目標から2分半遅れ。
後半の方がHillyできついし、この暑さと湿気では後半の挽回は難しいので、
ここでスパッと記録更新は諦め、
でもペースが落ち過ぎないように気をつけて走ることにしました。
そしてBrooklynからQueensへ。

少し前にKさんとTくんからこの辺に応援に行く、という連絡をもらっていたので、
二人を探しながら走っていたら、「えりか」という応援ボードを掲げてくれていました!
NYCマラソンの沿道の応援はすごいけど、こうやって知り合いがいると全然盛り上がりが違う!
ここで元気をもらって後半の難関の一つであるQueensboro Bridgeへ向かいました。

普段この橋を何度も走っているので、傾斜がきついと思うことはないのですが、
ペースがここでガクっと落ちてしまった上に足に異変が…。
右足のふくらはぎが張る感じはこれまでも何度もあったので、これは想定内。
でもその痛みが左足にも出てきて、さらには太ももの膝の上のあたりも攣りそうに…。
(追記:調べたら内側広筋とのこと)
太もも前側のこの痛みは初めてです。
少しペースを落として、かつフォームに気をつけて走るようにしました。

1Aveでは小雨が少し降りはじめ、少し気温が下がったのかな。
そのおかげで少し走りやすくなったのかもしれませんが、
それよりも足が完全に攣ってしまわないことが心配で、
あんまり気温を意識できませんでした。

そしてThe Bronxへ。
去年、The Bronxを出る前に全然動けなくなってしまったので、
鬼門なのですが、なんとか通過。

再びManhattanに戻りHarlem、そしてCentral Park横の5Aveを上がっていきます。
ここらへんもずっと太ももが攣りそうな感じで、
水を飲むついでに足にも水をかけてクールダウン、
さらには自分にも水をかけて体の熱を冷やして、最後の気力を振り絞りました。

Central Parkに入り、残り2M。
相変わらず太ももがプチっというんじゃないかと思うぐらいに張っていて、
スパートがかけられませんでしたが、最後の400mは力を振り絞りゴール!

この暑さと湿気だったのに、去年よりもタイムは良かった(笑)
給水所が混んでいて、水を受け取るのに歩かざるを得なかった以外は歩くこともなく、
最初から最後まできちんと走れました。
今年のトレーニングも、レースの間のペースやGelの取り方も
去年より良くなったんだろうなと思える一方、
これで普段の気温だったらPRも行けたんじゃないかと思ったけど、
まあ、また練習して走りなさいということですね。

ただ足がいつ悲鳴を挙げてもおかしくなかったので、
走り終わった後、少し座り込んで足をストレッチして妹を待つことに。
一度座ったら、太ももの痛みで立ち上がれなくてびっくり。
Medicalに行くほどではありませんでしたが、
今回の足への負担はこれまでにないレベルでした。
さらには水をがぶ飲み。リカバリーバッグに入っていた500mの水だけでは足りず、
もう一本もらって飲んだほどです。
ほんと、きつい、きついレースでした。

約30分後に妹もゴール。
落ち合って無事うちに帰りました。
2022年の大きなイベント、無事終了です!


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2 thoughts on “2022 NYC Marathon

  1. あの気温の中、本当にお疲れ様でした。改めて、祝!完走! 湿度も高かったし、走るにはほんと大変だったと思います。しばらくはゆっくり足を休めてくださいー。って、ランナーは、そういう訳にはいかないのかな?

    1. >Shimokoさん
      今年もトラッキングしてくださってありがとうございます!
      いやぁ、今年はきつかったです。私は幸い「壁」にぶち当たらなかったけど、気を失ったとか、病院に運ばれたという話も聞くので、二人とも無事に終えられて本当によかった!
      やっと11月らしい気温になってきたので、ちょっと走りたいです(笑)

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