2022年観劇1本目:Company

1/26/2022 Wed 8pm
Company
Bernard B. Jacob Theatre
Orch F9
Lottery $43+fee$4

オミクロンのせいでしばらく観劇を控えていましたが、
NYCはピーク時に比べるとだいぶ落ち着いてきたので、観劇再開です。
2022年初観劇になりました。

この男女を入れ替えたversionは以前ロンドンで上演されていたものなので、
その時から気になっていたのですが、おもしろいこと考えますよねぇ。
BobbyがBobbieになったのに加え、
Bobbyと関係を持っている女性3人が、
April→Andy、Marta→PJ、Kathy→Theoと男性になり、
そしてBobbyの周りのカップルのうち、
1組が同性カップルになり、AmyがJamieに。

さらにはBway版はパティ含め、豪華なキャスト。
本当はTheoがKyle Dean Masseyの予定だったけど、
コロナ中に赤ちゃんを迎えたので、
子育てに専念するために降板したのが残念ですが、
でも子育てに専念したいから降板する、っていい決断ですね。

Companyは、Esparza版、NPH版を映像で見た以外だと、
2018年にアテネに行った時に、パルテノン神殿近くの音楽堂で
ギリシャ語でのCompanyを見た以来。
今回はあえて復習のために映像を見たりせずに行きましたが、
この作品は、主演がU/Sのときにもう一度行きたいので、
その時は映像を見て復習をして、細かい違いを確認したいと思います。

もう作品は有名だから、キャストのパフォーマンスから記録しておきますかね。

まずは、MattDだよ、MattD!
JamieのGetting Married Todayは、もともと盛り上がる曲だと思うけど、
MattDのパフォーマンスがすごくよかった!
なんだよ、MattD、こんなにいいパフォーマンスできるんだったら、
なんでモルモンのときにやってくれなかったんだ(笑)!

あんなに早口で歌えるのもすごいけど、
この曲の中にストーリーが凝縮されているのですよ。
表情やパニクってる様子がすっごい良くてねぇ。
この曲のあと拍手がすごくてショーストップになりました。

このシーンだけ見るためにもう一度行ってもいいと思うぐらい。
MattDにそんなこと思わされるなんて!なんですが、
でも本当にこのシーンがよかったのです。
そしてなんかちょいちょいEPを彷彿とさせるところもあってね。
This village is gonna be saved!って言いそうだった(笑)

もう一人はElderお兄ちゃん。
今回は不思議ちゃんなフライトアテンダント役。
Bonnie & Clydeとは全然違う役で、演じる役の幅の広さがすごい。
お兄ちゃんがこんなコメディやるとは知りませんでした。
それでいうとPJ役のBobbyも、A Bronx Taleとは全然違う役。
そして彼は”Another Hundred People”の歌がよかったです。

反対にパティを始め、シーバーさんやクリストファーさんは、
それぞれの個性が全面に出ますよね。
なかなかやりたい放題なのですが、
行き過ぎラインは絶対に超えない、絶妙なバランス。
特にシーバーさんとJennifer Simardのカップルは、
かなりの濃いコメディ×コメディのカップルなんですが、
実際にいそうな夫婦にも見えてくるところがあって…。
さすがはベテランだなぁという技量です。

ただこの作品の問題は主役。
周りが豪華すぎるとそっちが目立ってしまって、
Bobbieはただそのカップルを紹介している人、にしかなり得ませんでした。
CompanyがBobbieの話ではなく、
5組のカップルと3人の男性のオムニバスストーリーになってしまったんですよね。

そして表情の作り方がわざと臭いし、
みんながサプライズパーティーを開いてあげようと思うような、
愛嬌やライカブルな感じもさっぱりない。
さらにはSomeone is Waitingはさっぱり盛り上がらなかったし、
Being Aliveはただ怒ってるだけだったし、
Bobbieというキャラクターについては何にも印象に残りませんでした。

Bobbieはモルモンに出ていたNikkiともう一人がU/Sらしいので、
そっちが出る時にもう一度見に行ければなと思っています。

セットは、各カップルの家に場面転換するのに、
それぞれのシーンを枠で囲むセットは、
場面転換がわかりやすくなったんでしょうが、
家を移動する際に出てきていた、Bobbieが見つける鍵?は必要だったかな。
鍵がなくても移動はできたと思うし、
なぜか鍵が途中でなくなって、結局鍵の意味が分かりませんでした。

あと各場面を枠で囲ってしまっていたので、
舞台の広さを全然使えていなくて、それももったいない気もしました。

今回私が座った席はF列の外側から3席目で、
普通ならパーシャルビューじゃないはずなのに、
枠(壁)のそばでの演技はまーったく見えなくて、
私の周りは、劇場が笑ってても、え?見えないんだけど、と
盛り下がった部分がいくつかありました。

あと、今回男女を入れ替えたのはおもしろかったけど、
35歳で独身ってNYCだったら珍しくもなんともないし、
40歳に変更してもよかったかもですね。
ちなみにアテネで見たCompanyは40歳に変更されていました。

まぁでも一人を除き、パフォーマンスには大満足です。


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2 thoughts on “2022年観劇1本目:Company

  1. だいぶ昔にエスパルザのをテレビで放送した時見たんですけど、全然覚えてないんですよねー。お兄ちゃんも出てるし気になるなぁとは思ってましたが、MattDが俄然気になりますね(笑) まさかのMattDベタ褒めw

    1. >shimokoさん
      エスパルザのBeing Aliveは圧巻でしたよねぇ。私もテレビ放送で見ました。Youtubeにも全編上がってましたよ(笑) NHP版もいいので、時間があったら見てみてください。
      まさかのMattDですよー。ほんとよかったんですよ。なんとか時間見つけて一緒に見に行けるといいですね。お兄ちゃん見てもらいたいです。

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