2024年観劇2本目: Days of Wine and Roses

02/07/2024 Wed 7pm
Days of Wine and Roses
Orch K9 $49 Rush

TodaytixのRushをとって見に行きました。
全然苦労することなくあっさりと取れたRushでした…。
行ってみると劇場もガラガラ。
先日、予定より早く終わることが発表されましたが、それも納得の客入りでした。

オフはすぐにチケットが売れてしまったし、料金も高かったので、
見に行かず、オンで見られるのを楽しみにしていたんですが、なんとなくイマイチでした。

アルコール中毒の話、というテーマがエンタメに向くか向かないかでいうと、
向く部類には入りませんが、でもだったらN2Nもハッピーなテーマじゃないし、
テーマ設定が悪かったとは思いません。

では、何がすごく違和感だったかというと、
ケリーたんとお父さん(Brian d’Arcy James)の歌い方に統一感がなかったこと。

二人ともとても上手い、ベテラン。
一人で歌うときはそれぞれの技術が楽しめるし、
二人で歌うときは、ガチっと二人のハーモニーがハマった曲になっていました。

でもソロで歌う時に、二人の歌い方があまりにケリーたん、あまりにお父さん。
ケリーたんの歌→お父さんの歌、と順番で聞くと統一感がなく、
全く違う作品を見ているみたいでした。
俳優の個性や特長を全面に出すのもいいけど、
今回はメインキャラが二人で、その他はアンサンブルだったので、
二人の違いが目立ってしまい、個性全面押し戦略が裏目に出ていたように感じました。

あとは心情の変化、すれ違いなど、重要なシーンがさらっと流れてしまったこと。
映画のあらすじを読んでいたから気づいたけど、
Joeが鏡を見て、お酒を飲んだ自分の見てくれにびっくりして、
禁酒を決心するシーンが全然目立たない演出でした。
映画のあらすじ知らなかったら、何も印象に残らないシーンになっていました。
自分でアル中のひどさに気づけたJoeと
気づけなかったKirstenの違いを出すところは、もっと強調して欲しかったな。

曲は全体的に印象に残らず。
Repriseの曲があったから、観劇中はまた同じメロディーだな、
ということが容易にわかりましたが、今は何も思い出せません。

なんだか色々と残念な観劇でした。
せっかく上手い二人が揃っていたのにな。


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