2018年観劇16本目:Beautiful : The Carole King Musical

7月19日(木) 7pm
Beautiful
B6 Lottery $40

Melissa Benoistがキャロル役になって
しばらくロトに応募していたのですがやっと当たりました。
彼女のことはドラマで見たことがないので先入観がなかったことが
プラスに働いたかもしれませんが、
それを差し引いても、とっても満足のキャロルでした。

まず、とっても愛嬌がある。
出て来て、Far Awayを歌って、
ちょっとセリフを言っただけで、すーっと引き込まれました。
全体を通して言えることですが、彼女の存在ってとってもピュア。
それが最初のシーンですぐに伝わって来ました。
相性もあるのかもしれませんが、
最初のシーンでぐーっと期待が高まりました。

歌はジェシーやアビーと比べると、ほんの少し平坦ですが、
でも音程はしっかりしているし、嫌味な歌い方をしません。
音程がしっかりしているのはもちろんのこと
時々キャロル本人を真似ているような歌い方が健気だったし、
ハートで歌っている感もあり(もちろんいい意味で)、
他のキャルロにはない味がありました。
演技は一貫して大人しい感じ。

でも単調という意味ではありません。
Gerryを捨てるところでさえ、大声を出したりしないけど、
声のトーンとか、表情とかで、十分に伝わって来ます。

顔が小さいので、表情は近くで見ないと見えないかもしれないけど、
でも、舞台っぽい大きな表現をしなくても、
素敵なキャロルができあがるんだなぁという新たな発見でした。

もともと期間限定で、
客寄せパンダとしてキャスティングされたんでしょうけど、
でもこれはとってもいいパンダちゃんだったと思います。

彼女のファンなのか、Beautifulには珍しい若いカップルが多かったけど、
すごく満足していたようで、私もなんだか嬉しくなったり(笑)

他の人は…
GerryとBarryは前にも見たけど、もー、下手くそすぎて。
特にGerryは相変わらずひどいです。
歌も演技もだめで、なんでキャスティングしたんだと、問いただしたいぐらい。
Jake(亡くなってしまいましたね…)や、Scottの10分の1ぐらいしかできません。

Barryは前任者が上手すぎたから比べるのはかわいそうだけど、
でも、いちいち、Jarrodだったらこう言ってたのに、とか
こう歌ってたのに、と思い出してしまいました。

Cynthia役には以前一度この役を演じていたKara Lindsayが再登板。
前は見ていないけど、前にもやっててもこのレベルなのね…。
シンシアは姉御肌で、かつ頭の回転が早いところがいいのに、
彼女のシンシアはなんか挙動不審。自信がないように見えます。
せっかくMellisaがいいのに、他の3人がこれじゃダメよねぇ。

PaulさんとLizさんがまだ残っているので、
脇でこの二人がいい味を出してくれるし、
きちっと見せ場でのいいセリフを確実に印象付けてくれますが、
3人も重要なんだから、次はいいキャスティングをお願いします。

Dudaさんは、今回の席が、Neil Sedaka席だったので
だいぶ目の前で見ることができてラッキーでした。
そういえば、舞台で見るのって、去年のサンフラン以来かも。

そしてこの日はYou’ve Lost That Loving
Feelingの音を久しぶりに外さなかった(笑)
この日、客が結構この曲で盛り上がりましてねー。
これまで見た中でベストだったかもしれません。

Act2の最初はすっごい不機嫌そうに演奏していました。
何かお気に召さないことがあったんだろうか。

ルー・アドラーも、この日が私の中でベスト。
すごく落ち着いて、低めの声を出してキャロルを説得していていました。
数日後に、Don役をやったみたいですが、
Donもあの声のトーンでやってたら、また見てみたいな。

ということで、予想外にMelissaのキャロルを楽しめた観劇でしたが、
3人だけでなく、アンサンブルのレベルもだんだん落ちて来ていて、
やはり最初の頃のようにはいきませんね。

Mellisaの次にまたAbbyの登板が決まっていますが、
3人のキャスティングが変わらない限りは見ないかな。

あ、ちなみにこれで12回目のBeautifulでした。


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