2018年観劇7本目:Sweeney Todd

2018/4/14 Sat 8pm
Sweeney Todd
Barrow Street Theatre
E6 $39 Lottery

やっとロトが当たりまして見に行ってきました。
ロト席がいつもどこなのかはわかりませんが、Immersive席に当たりました。

初期のキャストは誰も残っておらず、現在は、第3期ぐらいでしょうか。
PippinのスタンバイやロンドンでのEPをやったBillyを
Anthony Hope役で見られたので良かったです。
最初のキャストだと、この役MattDだったのよね…(金返せ←

この作品を舞台で見るのは初めて。
あの映画、しかみたことがありませんでした。


ソンドハイム作品ってのは、演じる側の力量をすごく問うものだけど、
劇場の大小に関わらず、色々な形式で上演できるのがおもしろいですね。
楽器も3つだけ。でも成り立っちゃう。

今回は、学校のカフェテリアみたいなセットで、
店員(?)が始まる前に、Immersiveなショーだから役者が絡むことがあるけど、
fight backしないでくださいね、なんて言っていて、
自分の目の前のテーブルの上で役者が演じることもあったけど、
別にImmersiveなことが売りな演出ではなくて、
純粋に作品そのものを楽しめる作りでした。

中心に背中を向ける姿勢の席だったので、
公演中は体を90度以上ひねって見る必要があり、
途中で腰と背中がだいぶ疲れたけど、作品には大満足!

Sweeney役だったThom Sesma。
今回初めて見た人なのですが、歌に迫力があるのは言うまでもなく、
秘めた狂気もあれば、ふと愛らしい顔を見せるときもあり、
なんだかとっても不思議な人でしたが、印象的でした。
この人のおかげで今回の観劇が良かった!と思えたと思う。

Billyは、Johannaをとてもキレイに歌っていました。
見た目もかわいいし、こちらも好印象。
そしてちょいちょい動きがElder Priceを彷彿とさせてねー。
EPでも見てみたかったな。

Mrs. Nellie LovettはSally Anne Triplett。
この人は表情や醸し出す雰囲気がとても独特だった。
Act2でお店もキレイになって、Sweeneyがいて、幸せそうなんだけど、
どこか悲しみが消えない表情をしていて不安そう。
Act1も存在感はあったけど、Act2から特に目が離せなくなりました。

他のキャストも上手で、この距離で、
たった130人の小さな劇場なのに、
これだけのレベルのものが見られるというのが
やっぱりNYの魅力だなぁと改めて思いました。

あとおもしろかったのは照明かな。
キャンドルの灯りがメイン。
緊張感や恐ろしさが、灯りのせいもあって余計伝わってくる、
というか、自分自身が体験できます。
一人で見に行ったけど、知り合いに隣に座ってて欲しかったぐらい(笑)

この作品そのものが決して心地良いストーリーではないので、
また見に行きたい!というわけではないけど、
良いものを見たな、と大満足して帰ってきました。


Related Posts

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *