2018年観劇8本目:Frozen

2018/4/17 Tue 8pm
Frozen
St. James Theatre
Mezz D21 $30

ロトが当たったわけではありません。
Stubhubで、$145のチケットを$30でゲットしました。
手数料に$10ほどかかりましたが、
いつもいつもロトに応募するのも面倒なので、
手頃な値段で手を打ちました。

全体を総括すると、一言、退屈だった…。

まずストーリーが変。
映画では前半に出てくるLet It GoをAct1の最後に持ってきたため、
時間を埋める必要があるのか、
ストーリーの順番を入れ替えたせいで、
Let It Goを歌う前に、オラフが出てきてしまいます。
サウナのあるお店がAct2の最初にきたのはまだいいとしても、
オラフを意味なく登場させてしまってはダメでしょう。
そして最後もお盆に乗って、Let It Goの大合唱。
あまりに安易すぎて、椅子から転げ落ちそうになりました。

あとは、狼に襲われるところや、Marshmallow、
そりで急いでお城に戻るところなど、
まぁ舞台にするのは難しかったのだと思いますが、
映画の中でハラハラする部分が見事に全部カットされていました。
だから、ストーリー全体に強弱がなくなってしまい、とってもフラット。
映画をなぞれと言う意味ではなく、冒険する、とか、
困難を乗り越える、みたいなシーンが全くないので、
いつAnnaとクリストフは
そんなに心を通わせたんだっけ??と見えてしまいます。

セットはまぁまぁ豪華に作っていて、
Elsaのパワーで、氷が出てくるところなどは
一応頑張ってそれらしく再現していたけど、
でももう一踏ん張りして、氷のお城を出したり、
おーーー!とセットや技術で驚くところが欲しかったな。

でも、新たに加わった曲がどれもよくないので、
セットや技術で頑張っても無理か…。

俳優陣はイマイチ、どころかイマサン。
オラフ、クリストフ、ハンスはBroadwayレベルじゃないと思う。
特にオラフは、映画のあの愛らしさはどこへ?という感じ。

Elsaはまぁまだ歌えていたけど、演技が一本調子だし、
Annaはこの日はu/sだったけど、こちらも演技が一本調子。歌もそこそこ。
(本家よりは良いと思うけどね~)

他にもメインの人の立ち位置がおかしかったり、
トロールズの代わりに出てくる集団が変だったり。
(集団を呼ぶ掛け声が、あまりにおかしくて吹き出しそうだった)
というか、ストーリーはもちろん映画で見ているから知っているけど、
すでに舞台で何があったかは忘れかけています。何も印象に残らない…。

もうちょっと真剣にミュージカルを作るもんだと思ってたけど、
まぁFrozenという名前で人が呼べると思ったのでしょう。
美女と野獣とか、メリーポピンズみたいに、
英知を集結して作りました!と、気概がカケラも感じられませんでした。
もうちょっと良いものを期待してたよ。

良かったのは久しぶりに指揮をしているスティーブンが見られたことと、
BoMのツアーでEPスタンバイだったZackが見られたこと。
それだけ。


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