2017年観劇37本目:The Pajama Game

2017年11月17日(金) 8pm
The Pajama Game
Arena Stage
South Section D11 $38

出張ついでに一泊してD.C.で2本ミュージカルを見て来ました。
1本目はArena StageのThe Pajama Game。
この作品、ケリーたんのトニー賞でのパフォを見て、
これ見たい!と思ったら既に公演が終わっていたという…。
(当時、NHKでの放送は本場の2週間後ぐらいでしたよね)
なので話としては有名なものの、初見でした。

ここの劇場、一度来て見たかったんですよね。
最近だとDear Evan HansenやN2Nを生んだ劇場です。
Bwayに来なくても、評判の良い作品が多く気になっていました。



360度客席が舞台を囲むタイプの劇場で、
四方に俳優が出入りする部分があります。

うーん。ちょっと期待しすぎたか。
Hurry Up!と歌うRacing with the Clockから、
慌ただしいというか、舞台上が常にごちゃごちゃしていて、
どこを見たらいいのかわからなくなりました。
どこか一ヶ所でも支点を作ってくれれば良かったんだけど、
同じシーンの中でも「正面」が一定ではなく、
変化していくので、落ち着きがないという印象でした。

ダンスも踊れない人に無理やり振り付けている感じがあって、
踊りきれてない印象。
というか、ダンス(アンサンブル)の見せ場が多いので楽しいのですが、
舞台をうまく使えてない(何やってもごちゃごちゃしてる)ので、
そのせいでせっかくの振付が映えず、
踊りきれていない感じがあったのかもしれません。

でも、Gladys役のNancy Andersonはさすがで
彼女と男性2名で踊るSteam Heatは良かったです。
(でもだいぶ年齢重ねましたねぇ。肌がちょっと…)

コーラスラインのオリジナルキャストで
キャシー役だったDonna McKechnieが出ていたんですが、
もう75歳なので、正直もう踊れないわけですよ。体もまんまるだし。
ポーズを決めようとしているんだけど、全然決まらなくて。
Vernon Hines役のEddie Korbich(GGLAMにいた人ですね)も、
器用だけど、美しく踊るダンサータイプではないので、
この二人のシーンは見ていて、心地悪かった。

Sid役は常に全力で歌い、抑揚がないからつまらない。
Babe役はBeautifulに出ていた人で、
今回は快活な感じが良かったけど、主役の華ではなく。
あと、全体的に声が脳天に突き刺さるタイプのキンキン声が多く、
途中で頭痛がして来たのも、あまり良い印象が残らない原因でした。
昔の作品らしく、場面転換のときの音楽が良くて、
基本はワクワクするような内容のはずなんだけど、
マイナス点が多くて、いまいち入り込めなかった。

翌日に見たCrazy For Youが良かったので、
この作品は既に忘れかけています…。


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