2017年観劇36本目:Brigadoon

2017年11月15日(水) 6pm
New York City Center Encores!
Brigadoon
Balc M114 $35+2.5(fee)

毎年恒例のEncores!シリーズ。
キャストにケリーたんとSJBさんとくれば
見に行かなきゃダメでしょう、ということで行って来ました。

Complete Castが発表されてしばらくは
たいしてチケットが売れていなかったのですが、
そろそろ買わねば、と思った頃には15日以外は完売!
15日だけGala扱いで、開演時間が早かったので少し余っていたみたいです。


あらすじはここ
100年に一度出現するというスコットランドの町を舞台に、
町人(ケリーたん)と、バケーションに来ていたNew Yorker(Patrick Wilson)の
恋物語を描いています。
AAIPのChristopher Wheeldonが演出・振付で、
だいぶバレエヘビーな振付になっていました。
AAIPからRobert FairchildとSara Esty が出ていましたしね。

まず驚いたのが誰一人バインダーを持っていなかったこと。
Encoresシリーズは近年少し公演数が増えて、
今は7回(でしたっけね)やるとはいえ、
誰かは必ずバインダーを持っていたのに、今回はゼロ。
アンサンブルはほぼセリフがなく踊りメインだったので、
まぁバインダーはいらなかったとしても、
主演級が誰一人持っていなかったのがすごかったです。
ケリーたんはBells Are Ringingのときも持ってなかったけどね。

今回一番見てよかった、と思ったのがRobert Fairchildのダンス。
アウトローな役どころで少々強引。
好きだった相手の結婚式で問題を起こし、アクシデントで死んでしまうのですが、
踊りが力強く、とても男臭い感じでした。(もちろんいい意味で)

バレエのことはよくわかりませんが、AAIPのときは
優雅な振付が多かったように思うのですが、今回は逞しい。
バレエであんなに無骨だけど品のある踊りは見たことがないです。
(もともとバレエ観劇回数が少ないので、きちんと比較できるわけではないのですが)
結婚式中に剣城の舞のようなものがあるのですが(“Sword Dance and Reel”)、
RFと他のアンサブルとの踊りの力強さが全然違う。
この映像だとその魅力があまり出ていませんが
(踊り始めがめちゃ素敵だったのよ)、雰囲気は伝わるかと。
そして映像には上がってこなかったけど、
もう一曲の彼がメインのダンスは、もっとかっこ良かったように思います。
スコティッシュな衣装だったので、回るたびに太ももがちらっと
スカートの合間から見えたのですが、筋肉も素敵でした。

SJBさんはNYから来たTommyの友人、Jeffが気に入って
づけづけとアプローチをする役どころでした。
何がすごいって、これってやりすぎると品がないというか、
うざったい役になりそうなのですが、SJBさんがやるとかわいらしい。
なので歌詞がいやらしく聞こえないというか、
品がある歌詞ではないけど、嫌な感じは全然しませんでした。(映像)

ケリーたんはいつも通り上手。
SJBさんは息継ぎが大きいので、歌ってるー!という感じがしますが、
ケリーたんはどうやったらああやってスムーズに出るんでしょうか。
ただもうちょっと相手役が上手だと良かったかな。
完全に歌が負けてる…。
ケリーたんの場合、相手もよっぽど上手くないと釣り合わないですね。

時々演出面で、なんでそんなど真ん中に立ちつくすんだ!
と思うことがあったり、
最後Jeffだけぽつんと舞台に残されて、場がもたなくなったり、
ちょいちょい?と思う部分もありましたが、
古い作品にありがたちな、間延びもあまりなかったし、
ストーリーは典型的なboy meets girlものでしたが、
スピードもあって心地よく見ることができました。
わかっていたことだけど、バルコニー席は本当に遠いので、
もう一度近くで見たかったけど、それは断念。
でも一度でも見られて良かったです。


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