2022年観劇11本目:Into The Woods

05/08/2022 Sun 2pm
Into The Woods
New York City Center
Balcony C112 $35 + Fee

Encoresシリーズの一つとして行われたInto The Woods。
確か最初にキャストの発表があったのが去年の10月で、
その時にChristian Borleの名前があったので即、チケットを買っていました。
CBの出演がなくなっちゃったのが残念。

ちなみに、バルコニーはだいたい$35なのに直前に値上げしてましたよね。
売れるとわかったから値上げしたいのはわかるけど、でもなんかねぇ。

これまで見たITWはオフで行われた公演で、その時は本当にミニマルなセットだったし、
今回はコンサート版なので単純に比較はできませんが、
オフのが工夫を凝らした作品だったのに対して、今回はとにかく豪華キャスト!

まずすごかったのはWitch役のHeather Headley。
Act1のStay with Meでもうショーストップ並に盛り上がりました。
舞台で生で彼女を見たのは初めてだったのですが、
ところどころ、Aida(のアルバム)を思い出させるコブシがきいていて、
あ、本物、と思いました(笑)
この曲だけでも聴きにくる価値があった、と言えるぐらいすごかった。
そしてAct1はとにかく強い、おそろしい魔女なのですが、
若返ったあとはコミカルな演技。そのギャップがおもしろかったです。

GavinもAnn Haradaもコミカルなのですが、やりすぎないんですよね。
おもしろいのに上品なコメディで私の好みでした。
ラプンツェルのプリンスはU/Sだったのですが、
おばかチャーミング感たっぷりなのが良かったし、Gavinとの息もぴったりでした。

他に特筆すべきはJack役のCole Thompson。
歌がうまい。聞き応えがありました。
そしてMuppetを使ったMilky Whiteもかわいかった。

そうそう今回、日系の苗字が3人もいましてね。
Harada、Ishibashi、Kanagawa。
Milky WhiteをやったKennedy Kanagawaはしかも東京生まれだとか。

主役のBakerとBaker’s Wife。
見るまではCBで見たかったなぁ、NPHじゃないんだよなぁなんて思っていたのですが、
ごめんなさい、撤回させてください。

Wifeが亡くなった後の落ち込みから、
最後残された3人を守っていく意志を固めたところの流れが本当に引き込まれた。
シリアスな演技がとってもよくて、見にきて良かった、と思いました。

Wifeの方は、私はちょっと苦手だったなぁ。
最初から最後までコメディというより、笑いを取るのに狙っている感じがあって。
特にAct1はBakerもそんな感じだったので、ちょっとくどかった。
そしてBakerのことを好きなように全然見えなくてねぇ。
BakerはWifeに対してCareしている感じがあるけど、
WifeはBakerのことを踏み台としてしか見ていないように見えてねぇ。
あと、GavinのPrinceとのシーンは憧れの王子に会えた嬉しさではなく、
Gavinと仲がいいからか、友達とじゃれあっているように見えて。
Gavinは役を演じているのに、Wifeは役を離れちゃってる感じがチグハグでした。
割とSaraも楽しみにしていた一人だったけど、歌はさすがにうまいものの、
演技面ではかなりのがっかりポイントでした。

ソンドハイム劇場が空くのでTransferするのでは、という噂もあるけど、
このキャスト全員を持っていくのは無理だろうし、どうなるでしょうか。

 

 

 


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