2022年観劇10本目:Little Shop of Horrors

5/6/2022 Fri 8pm
Little Shop of Horrors
Westside Theatre
Orch B8 $29 + Fee$4 (Lottery)

何回観に行くんだ、という感じですが(笑)
Orin役のChristian Borleが1ヶ月お休みの間の代打として
Andrew Callが入ったので、ACファンとしては観にいかなければなりません。

SeymourはConrad Ricamora。
Audreyはいつも通りTammy Blanchardです。

劇場に入って何かデコレーションがしてあるなと思ったら、
LSH、1982年の5月6日にOff-Off-Broadwayで初上演されたそうで、
40周年記念公演になっていました。

Playbillにも40周年シール。

始まる前にEric Adamsからの手紙が読み上げられ、
その中でLittle Shop of Horror Dayを制定する、という内容がありました。
40周年のおかげで最初から観客は大盛り上がりです。

SeymourのConrad。
うまかった。
AudreyⅡのロックな歌声にも負けない強さがあり、
Suddenly Seymourでは優しさがあり、
Da-Dooではコミカルな動きも。
いろんな歌い方、表情のある人で、しかもこの役に似合っていた。

Jeremyはモテない冴えないSeymourで、
Conradは地味で気づかれなかったSeymourという印象かな。
Conradは別にオドオドしたり、自分を卑下するような演技をしないんですよね。
自分に脚光があたって、これまで披露する機会がなかった自分を出したという感じ。
一方でJeremyは脚光を浴びることで、自信をつけた。
同じ演出の元なので、全然違うという感じはしなかったけど、
Conradのアプローチがすごく自然でした。

今は少し変わってきたとはいえ、アジア人って、アジア人の役か、
オタク等のステレオタイプの役を演じることが多かったけど、
Conradはそういうのを取っ払ってくれたように感じました。
言い方が変だけど、「典型的なアジア人」味が全くなくて。
だから、アジア系が、アジア系の役じゃなくて、
主役で、恋仲に落ちる役を演じているのを見るのがなんか嬉しくてねぇ。
うまく言葉にできないんですが、なんか嬉しかった。

で。
今回の目的のAndrew Call。
American IdiotのSt. Jimmyとか、Groundhog DayのPhil
(全部アンダースタディーでの登板)で見たけど、
こういうコメディな作品で見るのは初めて。

失礼な話なんだけど、笑いを強く取りに来たりするのかな、
とか大袈裟にやるのかな、と思っていたんですよね。
でも実際に見てみたら、そんなこと一切なかった!
Christian Borleと同じで、真剣にやっているのにおもしろい。
大袈裟じゃない、顔芸もない。全然ふざけない。
でも、間が良くて大爆笑しちゃう。
Dentistはとなりに座った女性と顔を見合わせて大爆笑してましたw
いやぁ、ACがこんなにコメディができる人だったとはね!(ごめん!)

歌がうまいのはGHなどで知っていたけど、今回もまぁ声がいいわー。
声がよくて聞き応えがあるのに、コメディが加わる。
まじめに歌ってて、まじめに演じているのに、おっかしい。

華があるかと言われれば、華はそうあるわけじゃない(またまたごめん!)
でもすっごくいい味が出ていました。
AC、次何かに出たらまた見に行くぞー!

 


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