2019年観劇18本目 : Road Show

2019/7/27 Sat 8pm
Road Show
Encores! New York City Center
Orch AA111 $27.50

NYCCのEncores!シリーズから、Road Showを見てきました。
見たことのないソンドハイム作品なのと、
Raul Esparzaが見たかった!


舞台上にオケがいるのはいつも通りでしたが、
On Airという掲示が釣ってあり、
俳優はラジオドラマという設定で、
Old-Fashionedなデザインのスタンディングマイクの前で
演技をしていました。

でもさすがにラジオドラマという設定だと
見ている側としては退屈で100分持たないのか、
マイクを使わずに舞台のように演技をしたり、
ダンスが入ったりと、ちょっとごちゃごちゃっとした印象でした。
そして今回は台本を持っていたけど、
まぁラジオドラマという設定だから持たせていたのもあるだろうし、
リハが少なく、全て覚えきれないという点もカバーしたのでしょう。
(最近のEncores!シリーズは台本を持たないことが多いから)

Road Showは実在したMizner兄弟が
一発当てようと、アメリカを横断した話。
Gold Rushのときに一攫千金を求めてアラスカに行ったあと、
建築家として成功したい兄(Brandon Uranowitz)と、
人受けはいいけど、調子がよく楽しみに耽る弟(Esparza)が
フロリダで不動産業界で逆転を試みる、という内容でした。

これ、Broadwayでは上演されなかった作品なのですね。
印象に残るメロディーもあったけど、
ソンドハイムとWeidmanが作った作品だったら、
Assassinsの方が断然おもしろいかな、と思いました。
Pacific Overtureもこの二人なんですね。

でもこの作品は、エスパルザを楽しむために行ったものだったし、
やっとエスパルザが歌うのを見ることができてよかったです。
うまいとか下手とか、どうでもよくて、
もう生で歌ってるところを見られただけで満足。
(下手だったという意味ではなく)
つい最近までLaw & Orderの人だったけど、
これからは舞台もまたやるのかな。

Uranowitzは、なんだか最近すごく活躍していますよね。
ひっきりなしに舞台に出ている。
Encores!シリーズだと、Grand Hotelの方がインパクトがあったけど、
今回も弟に振り回される、報われない兄という役所がしっくりきていました。

あと、今回兄と関係を持つHollis役だったJin Haという俳優さんが上手でした。
シカゴのハミルトンでAaron BurrやKing George(U/S)をやっていたのね。
張りがある、聴きやすい歌声でした。

ま、作品としてはあまり印象に残らなかったかな。
書くこともあんまりないや。


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