2019年観劇16,17本目 : Harry Potter and the Cursed Child

2019/7/25,26 (Thu, Fri) 7:30pm
Harry Potter and the Cursed Child
Lyric Theatre C22 $20/per

やーっとロトが当たって、$20/perでハリポタを見てきました。
もう#CanYouKeepASecretはやっていないんですかね。
ネタバレしないでねとバッジをもらったり、
何か言われてたりしなかったけど、
ネタバレ含む感想は続きで。


ハリポタは大学生のときに最初の映画が公開されたのですが、
一番最初の「賢者の石」だっけ?を
英語の授業か何かでみた時に、子どもの話を見せられてもなぁと
途中で退屈になって寝てしまい、そこでハマらなかったので、
「賢者の石」は途中で脱落、その他の映画も見たことがありませんでした。

今回、ロトに当たったと呟いたら
「炎のゴブレット」を見ておくといいよ、と言われたので、
初めて映画をちゃんと見てみました。
この一夜漬けが良くて、なんとなく作品の世界観がわかったのと、
この舞台での設定も、大枠は理解できたと思います。

とにかくすごい、すごい、と聞いていたのと、
出演者が3月に入れ替わり、ロンドンのキャストから
NYのキャストになった時に、ハリポタ役がJames Snyderになり、
特に彼を見るのをとっても楽しみにしていました。

2時間半×2回という時間的制約があり、
また映像ではなく舞台で表現するという特性がある中で、
とってもよくできている作品だと思いました。
映画は1本しか見ていないけど、
起承転結がハリポタらしいテイストだったと思います。
しかも、いいところでPart1が終わるんですよね。
早く続きを見せてくれーと思うほどでした。

キャラクター設定は、それぞれのキャラクターが
もちろん映画(小説)から離れてはいないんだけど、
でもところどころ違うところがあって、
10代、20代の間に酸いも甘いもあったんだな、と、
と垣間見える感じが好きでした。

特にハリーが、良い意味で子どものときの「特別扱い」が薄れ、
父親として葛藤していたり、子どものことになると暴走したり、
「普通」に近づいていた一方で、
反対にRonやDracoは子どものときのキャラクターそのまま、という感じで、
キャラクターごとに映画(小説)との差の大小があって、いいなと思いました。

新たなキャラクターでは、ハリーとDracoの子どもが良かった。
映画のメインの3人が、「いい子たち」で、
少し嘘くさいなーと思った部分があったのですが、
AlbusとScorpiusは、outcastで親とは正反対。
でも、何か大きなことを成し遂げたいと無茶をする、
という設定がわかりやすかったし、
演じていた二人が熱演で好感が持てたのもあって、
キャラクターにすんなりと感情移入できたように思います。

ただ大人キャストが少し残念な人がいたかな。
特にHermioneとDelphiが全然上手じゃなくてねぇ。
特にDelphiはVoldemortの娘という設定なのに、
なりそこないの不良みたいで、全然迫力ないのね。
最初はそれでもいいんだけど、Voldemortの娘とわかり、
本性を現すあたりから、ガラッと雰囲気を変えてくれないと。
あと、Harryの嫁もGinnyも、まるまるっとしたお母さんでねぇ。
イギリスの田舎のお母ちゃん感がすごかった。
もうちょっとシュッとした人を選べなかったんだろうか。
Jamesと全然釣り合ってなかったよ。

Jamesは、かわいかった(笑)
特にPart2は、過去のつらいシーンと対面するところがあり、
その時の叫びには、胸が引き裂かれる思いだったけど、
セリフの間とか、表情とか、人間味あふれるというか、
ハリーというキャラクターは維持しつつも、
生身感があって、私は好きでした。

「魔法」面は、それはもちろん映像と比べたら、
できることに制限があるし、
ときどき仕掛けが見えてしまっていたけど、
そこらへんはご愛敬ということで。

総じてとても楽しい観劇でした。


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