2019年観劇9本目 : Kiss Me, Kate

2019/3/27 8pm
Kiss Me, Kate
Studio 54
HH104 $39 +手数料

3月14日にオープニングナイトを迎えたKMK。
今度は仕上がったKMKを見ないとね、ということでまた行ってきました。
この日のRush席はメザニン。


微修正された箇所がいくつかありましたね。

例えばFredとLilliが口げんかをしていて、
Fredが自分の年を35歳だとサバを読むシーン。
35?? と聞き返されて、45と言い直すのですが、
ここ前は36といい直していた。
Willさん、36歳はないでしょーと思っていたので、
45歳でしっくりきます(笑)
実年齢は48歳なので、それでもちょいとサバ読んでいますが(笑)

Act2では、二人ともお尻をさする回数を増やしていました。
映像と違って舞台だと全力で蹴るわけではないので、
その程度で座れないほどお尻痛くないでしょう、と見えてしまうのですが、
腫れたお尻をさする回数が増えたので、うまく説明がついていたと思います。

あとはToo Darn Hotでコービンの出番を少し減らした?
せっかくここはアンサンブル大活躍のシーンなのに、
途中から入ってくるコービンが中心になることが多く、
バランスが悪かったのですが、
コービン側を少し抑えて、アンサンブルが目立ちつつも、
途中でコービンと、メインの男性アンサンブルが二人が
中心になり踊るようになっていました。

何回か見ていると、ちょっともったいないなぁと思う部分も出てきますね。
特にコービンのところだけど、ビアンカを歌うとき、
もう少しタップは簡単な振り付けでもよかったと思う。
というのも、オケの音楽に対して、タップの音が激しすぎるんですよね。
技術をアピールしたいのか、速くタップを踏んでいるんだけど、
そのせいでオケの音を消してしまっています。
せっかく音楽が優雅なのに、その優雅さを壊してしまっている感じ。

ビアンカ役も、せっかくうまく歌い上げるのに、
幼くビアンカを演じているのが残念。
もうちょっと映画みたいに、マチュアな感じでもよかったと思う。
Stephanie Stylesも普通に喋ると落ち着いた声を出す人で
甘い声を出すタイプじゃないんだよねぇ。もったいない。

と、一通り書いたところで、Willさんの話へ。
この日はちょっと調子が悪かったのか、
低音が前回ほどは出ていませんでした。
彼の音域を外れたところは音量が小さめ。
でも普段の音域だと、相変わらずの素敵な声でした。
(ちなみに、4月3,4日とお休みだった模様。ドラマ撮影かな)

KMKは主役はダンスヘビーじゃないので、
少し歌振りがある程度ですが、
Where Is The Life That Late I Ledの、
So I repeat what first I saidの手を回す振りが好きです。
この曲は、曲の中で割と色んな表情が出てくるものだけど、
それまでの流れを瞬時に変える、この歌詞のところが好きでね。

この作品、Willさんのいろんな面が見られるのが、
Willさんファンとしては本当におトク。
前にも書いたけど、歌でも演技でも、
静動、強弱、憎らしさと切なさ、360度Willさんが楽しめます。
ファンとしては本当においしい作品です。
王道作品をモダンに演出した作品って、
Willさんには合うと思うわー。
Bells Are RingingやPipe Dreams、Nice Workみたいに、
素敵な曲を歌う作品はいつでもウェルカムです。

ところで、モダンといえば、
I Am Ashamed That Women Are So Simpleの
WomenをPeopleに変えたんですね。
歌詞としては一度しか出てこないし、
Peopleにすると、前後の歌詞と合わない気もしなくもないですが、
そもそも、じゃじゃ馬慣らしそのものが劇中劇で、
舞台中の出来事という設定だし、
Kiss Me, KateもLilliとFredの恋愛を描いたものだから、
いちいち突っ込まなくてもいいかなと思いました。

この日はWillさんがBCEFAのスピーチ。
特に面白いことは言わず(笑)、ストレートな募金のお願いでした。
さくっと終わってくれたので、すぐ劇場を出られてそれはそれでよかったです(笑)


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