2018年観劇23本目:Billy Elliot

2018年11月7日(水) 7:30pm
Billy Elliot
Signature Theatre
D316 $40

VA州Signature TheatreのBilly Elliotを見てきました。
お師匠様から、SignatureがBillyをやると教えていただき、
あの小さな劇場で、どうBillyをやるのか気になって見に行きました。

プレスの日か、オープニングかと重なってしまい、チケットを買う前に完売。
(他の日は余裕で買えるのに)
でも当日の朝に数枚だけ戻ってきて、パーシャルでしたが
チケットを買うことができました。

子役はBilly、アンサンブルの女の子6人、Tall Boy、Small Boyはダブルキャストで
MichaelとDebbieは一人で全公演をこなします。

私が見た日のBillyはLiam Redfordくん。12歳。
NJのシアターで既にBillyを演じたことがあるようです。
(コミュニティー劇場でも結構Billy上演してるのね)

振り付けそのものが、Bwayよりは少し簡単になっていたので、
単純に比較はできませんが、
Bwayに出ていた子より、まだ技術的に幼いところはありましたが、
でもそれが、まだまだ伸びしろがあって、
これからきっとロンドンで大成長を遂げるんだろうな、と
思わせる雰囲気を醸し出す子でした。

Bwayで見た子たちは、そこそこ完成していて、
なんなら踊れるでしょーとアピールする子もいましたが、
Liamくんは未完成だからこそ、楽しみな存在、という感じでした。

ただ、もうちょっと難しい振り付けでもこなせたんじゃないかなと思います。
舞台が狭いから、大きな振りはつけられないのかもしれないけど、
Bwayを知っているからか、Born to Boogieに物足りなさを感じました。

振り付けといえば、一番最初の振りも変だった。
マイナー達がストライキに入ることを炭鉱でラジオで知る、という設定で、
ラジオ放送が始まる前に、マイナーが掘っている様子を振りにしていたんですよね。
振りなんかつけずに普通に掘ってるか、
ラジオ放送を待って、タバコでも吸っててくれれば良かったのに、
振りになっちゃったもんだから、
一番最初に見るものが「ダンシング・マイナー」で、
おいおいこの町は全員踊るのか?と思ってしまいました。

Solidarityは真横から見る席だったので、
正面から見られなかったのもあるけど、
大人と子どものシンクロがイマイチだったなぁ。

あとAngry Danceは演出が悪いね。
アンサンブル(警官)がBillyを取り囲んでしまうので、
Billyのダンスが見えない!
Act1の最後なのに、Billyがメインじゃないのはダメでしょう。

今回良かったのは先生役のNancy Anderson。
場末感はなく、芯の強い女性でした。
ビリー家に乗り込むときも、怒鳴るのではなく説得していて、
お母さんの優しさと、先生の強さが、良い対照になっていました。
そして着ていた衣装も、バレエをする気満々の衣装で、
ある程度スタイルが良くないと似合わないと思うのですが、
バレエを踊るものとして、秘めたこだわりや節制をしている様子が伺えました。

演出面ではやや残念なところがありましたが、
作品の持つ力はすごいですね。
そしてThe Letterが始まっただけで泣けてしまい、
年とったなーと感じました(笑)


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