2018/5/29 Tue 7pm
The Beast in the Jungle
Vineyard Theatre
C3 $25(Rush)
Today Tix でRushチケットが取れたので見に行ってきました。
Henry Jamesの小説をもとにした作品で、
プレイ+ダンス(歌なし)で話が進んでいきました。
最初はダンスシーンがきれいで、
さすがスーザン・ストローマン!と思ったけど、
物語が進むにつれて、ダンス過多になり、
作品のテーマである孤独が、だいぶ薄れていました。
ダンスが中心になると、どうしてもJohnとMayが
愛し合っているところを強調するので、
その対比となる部分の孤独が、あまり描かれていない気がしました。
だから、全体的にどこか能天気に見える。
ストーリーを進める&深めるために、今のJohnが語り部として出てくるのですが、
物事を全てこの語り部が語ってしまうのですよね。
おいおい、そこ、ちゃんと人と人との会話とか、独白にしてよ、みたいな。
物語のキーとなる内容が語りになってしまうので話に入り込めないのが
今回、一番退屈に感じたところでした。
なのに、ダンスが異様に多いからダンスにも飽きるし…。
John役にはTony Yazbeck、May役にはバレエダンサーを登用していて、
踊らせたいのはわかるけど、でもシアターダンスとバレエは違うものよね。
微妙に二人のダンスがマッチしていなかったように感じました。
だったら、An American in Parisみたいに、主役は二人とも
バレエバックグラウンドの方が良かったように思います。
1幕1時間45分ものだったので通常の2幕ものよりかは早く終わりましたが、
公演後にトークバックがあったけど、
全く興味がわかずにすぐ帰ってきてしまいました。
ま、こんな作品もある、ということで。