2018年観劇12本目:Mean Girls

2018/5/20 Sun 3pm
Mean Girls
August Wilson Theatre
SRO 11 $30

何度かin personロトに参加しましたが、さっぱり当たらないので、
時間があった日に、ロトが始まる少し前に並び始めて立ち見をゲットしました。
この作品で、今年のトニー賞ノミネート作品鑑賞は終了です。
(Summerは見る予定ありません)


えーっと、これはトライアウトかな??
と思うような出来でした。

何一つ印象に残るところがないのです。
ストーリーは映画をなぞっただけ。
舞台化に際して、何も変更がありません。
JanisとDamianにストーリーテラーの役割を与えていたぐらい。
The Band’s VisitやA Bronx Taleのように、
せっかくいい映画があるのに、それをなぜか悪い方向に改編していないだけ、
まだまともかもしれないけど、でもせっかく歌と踊りが入るんだから、
何か工夫が欲しいですよね。

歌はどれも耳に残らないし、踊りもいつものCasey調でうるさく踊るだけ。
俳優も歌えない人が多い。主演枠なら、もっと歌えてくれないと。
(でもきっとこんな作品だから、人が集まらないんでしょうね)
そしてセットの代わりにプロジェクションを多用してるんだけど、
まぁこれが目がチカチカするほどで目障り。

立ち見だったことを差し引いても、Act1で帰りたくなりました。
もうストーリーの続き知ってるし、いいっか、みたいな。

良かったところは、
多少、Tina Fey節なセリフが追加されていたこと、ぐらい。

Damian役のGrey Hensonがトニーにノミネートされたので、
どれだけ活躍するのか楽しみにしていたのですが、
位置づけとしてはElder McKinleyのパクリでしたね。
でも、パクるならきちんとパクっておいしい役にしてくれないと。
あまりに中心になるシーンが多いから、
EMほどのインパクトがないのですよ。
EMはTurn it Offの1曲だけであんなにインパクト大なのに、
今回はDamianを多用しすぎたために、散漫な印象を受けました。
そして、Greyはもうちょっと上手かと思ってたけど、そこまでじゃなかった。
(まぁ台本が悪いってことにしておくね)

プラスチックスの3人は、
あのひどい台本・演出でも、頑張っていたように思います。
それぞれ個性がすごく強かったし、でも愛嬌があった。
Regina役のTaylor LoudermanはBring It OnでもKinky Bootsでも見ているけど、
今度はもっといい作品に出られるといいね。

あとこの作品でよかったのはRiza Takahashiさんが見れたこと。
彼女が、3,4年前にBroadway Sessionに出たときに見たことがあって、
印象的だったのでずっと覚えていたのですが、
今回がBroadwayデビューとのこと。
今回はアンサンブル兼JanisのU/Sです。
これから注目です!


Related Posts

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *