2017年観劇28本目:Waitress

6月13日(火) 7:30pm
Waitress
Brooks Atkinson Theatre
K1 Audience Rewards

ボストンとBwayでそれぞれ1回見たけど、
さっぱり好きになれなかったこの作品。
でも、Jenna役にBetsy Wolfeが入るとなると話は別です。
Drood以降、いくつかの作品で見て、
彼女のコメディエンヌっぷりに惚れていたので、
リプレイス初日に見に行って来ました。
同じタイミングでボストンのときにEarlを演じていたJoe Tippettも入りました。


いやーーー、うまい、かわいい!文句なしのJennaでした。
相変わらず品のないところが多いし、演出も疑問だし、
振付もうざったいけど、BetsyのJennaはとっても良かった!
BetsyがやるとJennaが、とてもチャーミングな人物になっていました。
彼女はちょっとした表情や間で笑いを起こせる人ですよね。
でもそれが全くいやらしくないというか、
ときどき顔芸もするんだけど、やりすぎないし、
ちょっとした表情がとにかくかわいらしくて、
で、かわいいのに面白くて、見てるだけでニコニコしてしまいます。

彼女にとってBwayではこの作品が初主演だそうで、
確かにこれまでは脇で印象に残る演技をする人でしたが、
主演になっても、そのときの魅力を余すことなくたっぷり見てくれました。
これからもっともっとBwayで主演が増えるといいな。

Betsyはこれまでコメディ枠で見ていたので知りませんでしたが、
シリアスだったり、ドラマだったりするシーンもとってもうまい!
明るいところとはうってかわって、
ぴーんと張り詰める緊張感を一瞬で生み出す人です。

そして、初めてShe Used to Be Mineで泣いてしまった。
確かにいい曲ではあるけど、まさか泣くとはね。
Bestyの演技にやられました。

作品としてはそんなに好きじゃないけど、
Bestyを見にまた見に行ってもいいと思うぐらいです。
いやー、ほんとに上手だった。

他の出演陣はダイナーのウエイトレスが二人とも替わって、
Dawnは特筆すべきことはなかったけど、
Beckyはいい意味で場末感もあり、
893かっていうような凄みを出すこともなく、
今の3人の方がバランスとかチームワークが良かった気がします。
だって前のJennaとBeckyってさっぱり仲良く見えなかったもの。

そしてEarlは果たしてボストンから替える必要あったんですかね。
彼の方がOBCよりダメ旦那っぷりとか、
Jenna以外誰も頼る人がいない感じとか、絶対うまいと思うんですよね。
トニーノミニーとか、知名度がある人を使いたいのもわからんではないけど、
でもやっぱり役に合ってる人がやるべきですね。

ちなみにこの日はL5Yで共演したAdam Kが見に来ていて、
私の1列前に座っていました。
ここも仲良しさんですね。


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