2017年観劇24本目:Groundhog Day

5月27日(土) 2pm
Groundhog Day
August Wilson Theatre
J13 $39.50(+手数料$5) with Nちゃん

オンラインロトが当たりました。
前回はあえてAndrew CallがPhilを演じる日に観に行きましたが、
Andy Karlも見ておかなきゃね、っていうことで2度目の観劇です。


前回は映画を見ないで見に行ったのですが、
数週間前に映画を見まして。
映画のエピソードがミュージカル版ならではの構成になっていたり、
舞台では再現できないところを、別のものに置き換えたりするだけでなく、
周りのキャラクターにだいぶ深みが出たりしていたことに気づきました。
School of Rockは、映画もミュージカルもいい、だったけど、
これ、私はミュージカル版の方が好きかもしれない。

まず先にも書いたけど、登場人物全てにキャラクターがあるのがいい!
そして、名前もキャラクター設定もないような、
ただ踊るだけ、人数を揃えるだけのアンサンブルがいないのがすごい。
全員何かしらセリフがあって、キャラクターが設定されている。
もちろんどれも映画版にあるキャラクターではあるけど、
より細かく設定されているし、必ず見せ場があるのもいいなぁと思います。
特にただの尻軽かと思ったNancyに、
Playing Nancyって歌わせるのはうまいわー。

そして映画ではRitaがPhilを変える大きな存在ですが、
ミュージカル版も同様で、If I Had My Time Againのあとに
Philが悪いことをやめ、自分の向上のため、人のために動き出き出します。

でもどうしても叶わないことがあって、
そこでミュージカル版では妻を亡くしているという設定のNedの
Night Will Comeが大きなきっかけになっていました。
Nedのキャラクター設定のおかげで、この作品に深みが出る。
Tomorrow/sun will comeではなく、night will come。
そしてこの曲の最中にPhilがNedの後ろをついて行くところで、
これが運命を受け入れるっていうことなんだな、とグッときました。

あとGusとRalphに歌わせるNobody Caresも、
負け犬の愚痴かと思えば、核心ついてるのがまたおもしろい。
映画でもこの二人とのシーンは印象的ですが、
ミュージカルではもっと笑い要素が強くなっているが故に、
言ってることがぐっと印象に残りますよね。
そしてカーチェースのところは、この日は笑いが湧きました。
チープだけど、かわいらしさがあって、ここの演出大好き。

あと、今回は2度目だったので、アンサンブルの動きに注目していたのですが
(前回はACばっかり見てたwwww)
セットの動かし方がきれいだということに気づきました。
お盆の関係もあるんだろうけど、
アンサンブルが最短距離でセットを置きに行くんじゃなくて、
あえて遠回りしたり、円を描いたりしていて、動きそのものがキレイだし、
余分な動きをつけることで1,2秒余計に時間を埋めることで、
場面転換に間延びがなかったように思います。
空間を埋めるって難しいけど、これはうまいなぁ。

Andy Karlは、これまで行くつかの作品で見てきたけど、
相変わらずキモいところもありつつも(ごめん!でも事実w)
今回はとってもライカブルですね。
個人的には悲劇よりもコメディーの方が
断然難しいと思っているのですが、
AKのPhilはドラマもコメディーもどっちもいけますね。
一つの作品の中でいろんな彼の技術とか魅力が含まれていたように思います。

まだサポーターをしていて痛々しいところもありましたが、
でも劇場に来ている人の多くがどうしてサポーターをしているか知っていて、
それをうまく笑いにかえているのも、いいなーと。

でも同時に、ACも、私が見たときはまだ3,4回目だったけど、
歌ではAKにも負けてないじゃん、と思いました。

こうやってグッと動かされるところがありつつも、
全体には明るくコメディーで、最後楽しかったねーって
劇場を出られる作品はやっぱりいいですね。

また見に行きたいー!


Related Posts

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *