2017年観劇20本目:Hello, Dolly!

5月2日(水) 8pm
Hello, Dolly!
Sam S. Shubert Theatre
SRO $47 with Cさん

チケットが取れない、というか価格が高すぎのDolly。
Cさんのおかげで一緒に見せていただくことができました。
ちなみに立ち見に某有名人(日本人)がいました(笑)

チケットが売り出されたときのCMがこれ
これだけ。
でもこれだけで売れるんだからすごいですね。

Bette Midlerの独断場になるのかと思ったら、
相手役のDHPがキラっと光っていました。
二人のシーンなんて、ベテランだからこそのなせる業というか、
この二人が出す空気感がとても楽しかったです。
コテコテなんだけど、それがおもしろい。

Bette Midlerのためのステージではあるんだろうけど、
でもこれはDHPが相手役にいるからこそ成り立つんだろうなぁと思いました。
もちろん彼一人のシーンも見ごたえたっぷりです。
コメディだから、「ワザと」やるところが多いのに、
ワザとくさいのに自然というか、
いやらしさが全くなくて、すっと引き込まれてしまいます。
それにしてもBette Midlerへの期待っぷりというか、
劇場の盛り上がりがすごかったわー。
オケ席の最前列の価格が異様に高いのもわかりました。
そりゃ指揮者の後ろ側(客席側)に通路を設けて、
より近くにBette Midlerが来るんだもんね。
彼女が通ると最前列の人が手を振ったり、
ハイタッチしようとしていて、なにかの巡礼みたいでした。
でもその期待を裏切らないエンターティナーっぷり。
70歳を超えているというのに動くし踊るし。
私は彼女のことを、映画だとThe Stepford Wivesとか、
Then She Found Meとかでしか見たことなかったけど、
映画の中でもすごい存在感でしたが、本物はもっとすごかったです。

全体的には、先にご覧になったAさんがおっしゃっていましたが、
男性アンサンブルが多くて、男性だけで歌うシーンや
踊るシーンがあるのも、なかなか魅力的。
She Loves Meと同じ振付家なので、
レストランシーンはなんとなく似てる感じもあったけど、
でも今回のほうが人数による迫力がありました。
(でもSLMのほうが振付的には好きだったかなぁ)

ただもう少し勢いが欲しいシーンもあったかなと思います。
特に帽子屋でHoraceに見つからないように
バタバタやるあたりは、もっとコテコテ、大袈裟でも良かったと思う。
少し勢いが足りなかったような印象を受けました。
あと全体的に落ち着きすぎていた感じもしたなぁ。
前のAnything Goesのような老人ホーム感はなかったけど、
主役の二人以外はもっと派手でも良かったし、
若々しさがもっとあれば良かったと思う。

あとセットも、もう少しお金がかかってるのかなと思っていました。
でも何年もロングランすることを見越してないから、
こんなもんなのかな。

期待が高すぎた分、全体的に少しずつ物足りない部分がありましたが、
まぁでもベッド・ミドラーが生で見られたのはいい経験です。


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