4月30日(月) 7pm
Charlie and the Chocolate Factory
Lunt-Fontanne Theatre
F13 $37 (Rush) with Cさん
評判の悪かったロンドン版を
時間をかけて改良して持ってきたものだと思っていたのですけど…。
今、wikiを見てみたら、
でもねぇ、これはねぇ。
最後までずっと「？」だったのは、
Wonkaと町のキャンディー屋のオーナーの関係性。
Christian Borleが最初にCandy Manを歌いながら出てくるんだけど、
一応歌う人は「Wonka」とPlaybillに書かれているのですが、
歌の途中でCharlieが住む町にあるキャンディー屋のセットが出てきて、
そこを経営するオーナーという設定で、CBがそのまま舞台上に居続けます。
なのでずっとこのオーナーはWonkaの仮の姿なのかと思っていたんだけど、
待てど暮らせどこのオーナーの位置づけの説明が出てこない。
Act1はCharlieの家庭環境の説明や
ゴールデンチケットが発見される様子がメインで、
Act1の最後のなってやっとWonkaが出てくるので、
Christian Borleをキャスティングしたのに
Act1でほとんど使わないのはもったいないと思って、
彼を最初から出すようにしたんですかね。
ロンドン版ではAct1の最後までWonka役が出てこなかったそうなので
(ちょいちょいその他役での出演はあったそうですが)
無理やりこのキャンディー屋のオーナーをCBが演じるようにしたんでしょう。
でもそうすると、Charlieがオーナーのお店に頻繁に通うし、
一緒にゴールデンチケットのWinnerのニュース番組を見たりして、
だいぶ交流があったのですが、彼が工場に行ってWonkaと出会ったときに
あれ？知ってる人？みたいなリアクションが全くないのは違和感があった。
いやいや、さっきまで一緒にいたじゃん、って思わず突っ込みたくなりました。
これはきっと最後にオーナーとWonkaの関係の説明があるはずだ、
と思って待っていたのですが、
チョコレートのアイディアを書いた紙飛行機を実はWonkaが持っていた、
というシーンはあって、Wonkaが意図的にチャーリーを選んだ、
ということはわかったけど、オーナーとWonkaをつなぐものはありませんでした。
あとジョニー・デップ版の映画が割と家族愛を描いたものだったのに、
今回は小説をベースにしたのか全体的にあっさりしていた印象を受けました。
（映画は公開されたときに見たけど、詳細までは覚えておらず、
小説と合わせてあらすじをパパッとネットで探しただけなので、
きちんと違いを把握できているわけではありませんが）
そのせいか、最後のほうにWonkaが歌う
“The View From Here”は割と良い曲だったけど、
その前にぐっと深まるストーリー部分がないから、
この曲だけ浮いちゃった感じもありました。
セットはさすがに映画のイメージが強すぎて、
ちゃちいところも多かったけど、町のお菓子屋とかかわいらしかったし、
エレベーターもよく作った！という感じだったけど、
工場内のチョコレートの滝のチョコレートが流れてないのは不満だったなぁ。
テープを上から下に流すだけでもいいから、何か動きが欲しかった。
まぁでもこれはCBがひどい作品にキャスティングされてかわいそうだけど、
彼が汗びしょびしょになりながら歌って踊ってしているのが
Shakespeareとは違ってずーっと見られるのと、
ウンパルンパで盛り上がったのが楽しかったところかな。
ウンパルンパが出てきた瞬間が一番拍手沸きましたからね。
膝をついて踊ってたアンサンブルの皆さん、お疲れ様です！
と敬礼したかったわ(笑)
CBはなんにでも化けるタイプの人だけど、
今回はほんと作品が作品なだけに魅力を発揮できてないですよね。
もったいない。
見ながら、なんでFalsettosが今残ってなくて(期間限定だから仕方ない)、
こんなしょうもない作品に出てるんだ、とずっと思ってました(笑)
まぁでも今シーズンはFalsettosで評価されているし、
この汚点はさっさと皆の記憶からなくなることでしょう(笑)
あ、でも割と人が入っているから、1年ぐらいは続くのかな。
(今調べたら、ロンドンは3年半も続いたのね)
他はJackie Hoffmanが出ていて、
なんかしてくれると期待していましたが、役不足でしたね。
あとはBig Fishに出ていたBen Crawfordがいて、
なんか役にあってました(笑)
