1月1日(日)3pm
Falsettos
Walter Kerr Theatre
B6 $40+fee
デジタルロトに当たりまして。
1/8で終わってしまうFalsettosをもう一度見ることができました。
終演までに録画されて、PBSで放送されることが決まっているけど、
生で見られる機会があるなら、これは絶対もう一度と思っていました。
ジョーダンさん、当ててくれてありがとう(笑)
前回はオープニングナイト直後の10月末。
トレーシーがお休みでU/Sでしたが、今回は全員揃いました。
しかも今回は最前列。
この劇場は最前列でも全く見づらいことがないですね。
前回もJ列で遠くはなかったけど、
今回は目の前で表情のひとつひとつがしっかりと見えました。
もうーそのせいでさー、今回も号泣でした。
まず、ARのThe Game I Playで泣いてしまってねぇ。
ここ、前回はそうでもなかったのに。
やっと自分にMarvinと一緒に時間を過ごす番が回って来たのに、
相手から真剣さが感じられなくて、
結局ゲームなのか、とこれまで我慢していたもの怒りとして出て来るんだけど、
同じぐらい悲しさとか悔しさがにじんでいて、
その表情を見たら、なんだかぐっと来てしまったのですよ。
ARだと同じくAct2のソロ、You Gotta Die Somedayもこれまた泣いてしまった。
前にも書いたけど、ARってAct1とAct2では全然喜び方が違うんですよ。
Act1って、結局まだMarvinの気持ちが100%自分に向いてないから、
とても不安げで、決して心から笑ってないの。
でもAct2はほんとに心の底から笑ってるし、すごく楽しそうでね。
だからこそ、今一番幸せな人なのになんで、と思うと、
Whizzerのこの叫びにすっかり共感してしまってね…。
別にここ、ARは泣いたりしないんですよ。
The Game I Playのときはちょっと涙目になってるけど、
この曲は虚勢張って、緊張とか感情の糸が途切れないように、
バランスを保って歌ってて。
でも私はバランス取れなくて泣いてしまった。
あとこの曲の前でMarvinと喧嘩するところで、
女性には出せない迫力というんですかね。
ちょっと怖っと思うほどの形相だったんですが、
だからこそ、そのあとのすごく繊細な様子のギャップがあったのも、
この曲でウルっときた原因かも。
あとARでいうと、前回は端っこすぎてよく見えなかったんだけど、
JasonがThe Bar Mitzvahをやってる間、
もう視点が定まってないのね。
立ってるのが精一杯で、Jasonなんか視野に入ってなくて。
でも最後になんとかJasonに近寄って、
肩に手を置いて、Thank youと小声で呟く一連の演技を見て、
もうここでダメだった。
このあとMarvinだけで部屋に残って、
死んでしまったWhizzerdとともに歌うWhat Would I Do?で、
Whizzerdがやっと安心したような顔をしていて、そこでまた涙。
ここまでARに泣かされると持ってなかったよぅ!!
というか、前回も良かったけど、
今回のARはもう何倍も良かった。
でも今回、ボロボロと泣かされたのはやっぱりCBでした。
Father to Sonは、もともと声を張り上げて歌う歌ではないけど、
静かに歌うからこそ伝わってくるものがありますよね。
小さな声で歌っていても、歌詞はしっかりと聞き取れるので、
オペラ歌手っぽい、と見ながら思いました。
What More I Can Say?は、
途中で掛け布団を持ち上げて、Whizzerのモノを見て、
ニヤッと笑う、「お笑い」なこともやるけど、
この曲歌ってるときのCBの顔好きだわー。
身を委ねきっているといる、平和な顔。
それまで怒ったり、真剣じゃなかったり、イラついたらり、
あまりポジな表情がないんですよね。
だからこそ、ここの表情が印象に残りました。
そして最後のWhat Would I Do?のCBにも前回同様号泣。
Marvinって主張はするけど、不安な様子をそれまで一度も見せないから、
How am I to face tomorrow?って歌った時の声がね。
表情は見えなかったけど、それだけで泣けた。
今回はARの表情が見える側に座っていたので、
最初はARにやられたけど、そのあとCBが正面を向いて歌い始めてから、
もうポロポロ泣いてしまいました。
ただ、CB、めっちゃ髪伸びたよね。
公演が始まってから途中で切らなかったのか？っていうぐらい長かったです。
もうちょっと髪の毛さっぱりしてても良かったと思うよ。
他のキャストだと、
今回もすごかったのはSJBさんだったわ。
Trina’s Songのあとは拍手鳴り止みませんでした。
あと前回休みだったTracieが今回はちゃんと見られて良かったです。
いやー、ほんとこれはもう一度見られて良かった。
素晴らしい作品をありがとう。
