2016年観劇1本目:Spring Awakening

1月21日(木)
Spring Awakening
Brooks Atkinson Theatre
AA111 $35(ロト)

9月から公演が行われていたけど、
SwingのVanが見たかったし、できればMoritz役が良かったので、
Vanが今日はMoritz役でonとつぶやくまで待とうと思っていたのですが、
Voice of Moritz役の子が、とっても健康らしく(笑)
さっぱり休まない上に、あと2週間で公演そのものが終わってしまうので、
Vanの出演にかかわらず、先週からずっとロトに参加していました。

ロト参加者が多かったのは以前書いた通りですが、
11回目の挑戦でやっと当たりました。
はー長かった。


これは見なくていいかな、と思っていた作品でした。

オリジナル当時、大人役以外の出演者が
ほぼ私と同じような年齢だったので(ほぼ年下だけど)
同年代だけでこんな素晴らしい作品ができるのか、という衝撃と、
何よりあのギャラガーの演技が震えるぐらいすごかったので、
あの興奮を上書きしたくなかった。

でも、見た人から見せ方がinterestingだと教えていただき、
見にいくことを決めました。

リハ映像は各サイトが上げていたから見ていたけど、
思っていたよりも歯車の歯が細かくて、
そして歯車の個数も多かった、という印象でした。
もっと動きの少ないプロダクションかと思ってた。

スターキャッチャーもそうだったけど、
キャストの寸分の狂いもない動きがコンプリートしたときは
見ているだけでアドレナリンが出てきますね。
客席が一見しただけではわからないような、
細かくdeaf/難聴の人に対するキューが振り付けの中に
組み込まれてるんだから、コリオグラファーの工夫がすごいわ。

あとはMoritzの心の中の葛藤を、
音声なし、手話だけ(字幕あり)で表すのは、
ここだけピーーーーンと緊張感が張りつめて、
音の有る無しをこう使ったかーと。

ただちょっと心地が悪かったのは、
MoritzとVendlaのセリフは
Voice of Moritz/Vendlaがいうのに、
それぞれ1ヶ所ずつ演じている側の俳優に言わせていたところ。
彼らの実際の声を「演出の一つ」として使っているのが、
個人的にはうーん、あえてそうしなくても良かったんじゃない??
と思ったりもしました。

Melchior役のAustin P. McKenzieは
特にシアターや演劇専攻ではなく、
special nees teachingとALSを大学で専攻していたそうで。
そろそろ公演も終わりで体力も限界なのか、
声が出ていなかったり、後半だいぶヨレヨレしていたけど、
グロフの優等生、みんなを引っ張る役タイプの
Melchiorとはだいぶ違ったMelchoirで、
透き通った感じがかわいらしかった。

あー、でも。
今回の男の子のキャスト、オリジナルの男の子たちと比べると
だいぶ柔らかいというか、パワフルさにちょっとかけてましたな。
The Bitch of Livingとか、
ロックさが足りないというか、
もうちょっと迫力が欲しかった気もします。
でも、Andy Mのマスターベーションのところは、
前回よりだいぶおもしろかったですね(笑)

演出でお?と思ったのは、
最後、Purple Summerを歌うところ、
オリジナルは大人役も一緒に歌ってたよね?
あれが子どもたちだけになって、
親を置いて光の中に入っていくところはいいなーと思いました。

明日1/24が最終日。
でも23日はブリザードのためにマチソワともに
キャンセルになってしまいました。
明日はやると言ってるけど、
この雪の中、俳優もお客さんも劇場まで行くの大変よね…。
無事、公演ができますように。


Related Posts

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *