2022年観劇24本目:Pretty Woman

12/4/2022 Sun 6:30pm
Pretty Woman (National Tour)
Whitney Hall (Louisville)
Balcony F41 $40+Fee$6.80

普段どこかに旅行にいくときは、その地でやっている
ナショナルツアーやローカルプロダクションを調べるのですが、
今回はすっかりそれが抜け落ちていました。
ルイビルに着いて、ホテルのすぐ近くにあった劇場の前を通ったときに
Pretty Womanをやっていると出ていてびっくり。
まだAdamがいたっけと公式サイトを調べたらいるじゃない!
RushやLotteryはないと劇場で言われたんだけど、
1週間の公演の最後の日曜夜は少し価格が安く、バルコニー席だと$40でした。
Pretty Womanだからなぁ…とちょっと迷いましたが、
この作品でAdamが見たいからと飛ぶことはないし、
$100は払えないけど、$40だったら
せっかくだし見てしまおう!と急遽決めた観劇でした。

あ、でも、休む可能性もあるな、と、
劇場でキャストボードで出ていることを確認して、
開演の90分ぐらいにチケットを買いました。

相変わらず作品としてはひっどいですが(笑)
Adamが予想以上によかった!
Adamってちょっと演技はダイコンなところがあるじゃないですか(ごめん)
でもセリフを言っている時は直立になったり、
あんまり感情がこもっていないのが逆にこの役にあっていて。
仕事人間で人としておもしろみがない、という様子が出ていました。

自分に自信があったり、カッコつける様子がないから、
いい意味で「性的魅力」というかギラギラした感じが抑えられていて、
それが若いVivianとのバランスをよくしていたんですよね。
特にVivian役を若い女性がやっていたので、
Edwardがギラギラしていると、若い女性をお金で釣る中年になってしまい、
いやらしく見えてしまいますが、それがなくて安心しました。

歌を歌い始めるとまるで別人。
セリフだと感情が見えづらいけど、歌だと感情の揺れ動きがめちゃくちゃ出るんですよね。
退屈な曲も、Adam節があると聞き応えがあったし、
なにより感情がぐっとこもっていました。
特にFreedomがすごくて。うるっときてしまったほど。
急にここで今までほとんど出ていなかった内面が出てくるんですよね。
RENTやMemphisみたいに重いテーマをがっつり歌い上げるのもいいけど、
こう内面のちょっとした変化を歌うのも、Adamはめちゃくちゃうまかった。
音域もAdamにあっていたんだと思います。
(Andy Karlは音域があってなくてかわいそうでしたね)
そしてAdam節一辺倒ではなく、Vivivanとの歌になると、
Adam節が引っ込んで、ハーモニーとしてキレイでした。

正直、何にも見どころのない作品だけど(笑)、
Adamの歌が救ってくれたというか、そこだけが見どころだったというか…。

ちなみにですね。
この日女性アンサンブルが一人足りなかったのか、
ペアで踊るシーンなのに一人で踊っている男性アンサンブルがいたり、
照明が当たっているところに人がいなかったり、ちょいちょい変でした。
スタンバイが足りなかったのかな…。
仕方ないとは思うけど、特に上から見ていた分、
欠けているところが目立ってすごく気になりました。

そして遠くから見ていても、AdamのダンスはAdamだったし、
手拍子はRENTっぽかったし、腕をWにして歌う様子もまた見られて、
Adamを久しぶりに堪能できました。


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