2022年観劇20本目:Kinky Boots

11/9/2022 Wed 7pm
Kinky Boots
Stage 42
D112 $40(Rush)

妹と一緒にKinky Bootsを見てきました。
2015年かな、妹がBroadwayで初めて見た時にハマって、
NYに来るたびに見ていたので、今回で妹は4回目。私は7回目(笑)
私は別にKBの大ファンじゃないんだよー(笑)

オフに移動してから初めての観劇でしたが、
ちびチャーリーとサイモンがいないのと、
Ladies and Gentleman…のセリフが一部変更になった以外は一緒なのかな。
Lola役にはこの役のベテラン、Callum Francisが入っています。
Lolaを演じた中で唯一5カンパニーでこの役を演じたそう。

KBを初めて見た時は、メッセージが工夫なくそのままセリフになっていて、
そんなに直接的にぶつけなくてもと思ったんですよね。
道徳のビデオを見せられているような気分になったんですが、
久しぶりに見てみると、こういう直接的なメッセージも悪くないですね(笑)
2013年のオープンから時代が変わったのに加えて
言わなきゃいけないことは、きっちり言わないといけない、
という風潮になったのもあるかもしれません。

作品としてはAlgelsのダンススキルには相変わらず圧倒されるし、
ぐっとくる曲もあるし、いい作品です。

Onと違うなと思ったのは、ファクトリーの社員たちが
若くてきれいだったことかな。
Onのときは普段はきれいだろうけど、
年齢も高めで、演じ方で田舎にいそうな雰囲気が出ている人が多かったけど、
今回は全体的に小綺麗で。それがちょっと違ったかな。田舎感がなかった。
でもオフに移動しても、俳優がダウングレードした感じはなく、
みんなきれいに歌うんだからすごいですよね。

劇場が499人のキャパで小さいのに加えて、客入りが7割弱と言う感じだったので、
拍手の音量が小さかったのですが、この作品を見たことがある人が周りに多くて、
盛り上がる曲が始まると、最初っからヒューヒュー大盛り上がり。
そういうのも含めて楽しい観劇でした。

今回のLolaは、前向きな意味で、父親との確執とか、
受け入れてくれない人がいることを
一旦置いておいて、そこに縛られないようにしているような感じがしました。
だからといって強がっているわけでも、空元気でもなく。
vulnerableな一面が父親の話になると出てきてて、静かに感情が溢れるんですよね。
特にNot My Father’s Sonがそうで、涙が出ました。

Charlieは、やっぱりスタークは上手だったんだとも思ったけど、
特に意思もなくふらーっと生きていた人が
Lolaや工場の人と出会って変わっていく様子がしっかり出ていました。

ところでこの日、カーテンコールのあとに急にLolaが話はじめたので、
何かあったかな?と思ったら、George役のマーカスの最終公演でした。

BwayのOBCで、最後までBway公演をやっていたのも、
Off-Bwayの公演にも最初から出ていたのは知っていましたが、
Workshopからずーっとこの役を演じていたそう。

このあと数日間フィジカルセラピーがあるから妻と会えないんだけど、
その間に妻の誕生日があるから、みんなでHappy Birthdayと言ってくれないか、
というリクエストがマーカスからあり、
キャストとお客さんが一緒になってHappy Birthdayを言いました。

ちょっとした記念の公演に立ち会えて楽しかったです。


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