2022年観劇3本目:The Music Man

2/23/2022 Wed 8pm
The Music Man
Winter Garden Theatre
ORCH H18 $49 Rush with Kさん

始まった直後は4:30amからRushに並んでいた人もいたみたいですが、
寒いのに加えて批評のせいもあるのか、最近のRushはそこまでCrazyじゃないみたいで、
2 show dayだった日に並んでみました。
50-60人ぐらいは買えたみたい。
先頭の方はフルビューの席がもらえました。私もその一人。

この作品、批評はどれもイマイチで、ヒューを見るための作品、
それ以上でもそれ以下でもない、という感じだったけど、その通りでした。

The Music Manってここまで工夫なく作れちゃうんだ、みたいな。
音楽の良さと、ヒューのエンターティナー性のみ。
まぁ、あの”A Bronx Tale”を演出したJerry Zaksですからね。
(ついでにこれもまた盛り上がらないHello! Dollyを作った人でもあります)
それでも想像以上につまんなかったよ。演出は。

まずYa Got Troubleが全然盛り上がらなかった。
扇動してるというか、説得してる感ゼロ。
舞台上にいる人数は多いので一見派手ですが、
このYa Got Troubleじゃ、Prof. Hillの話を聞こうという気になりません。

あとAct1の最後、Winthropがコルネットに興奮している様子を見て
Marianが市長に渡そうと思っていた本を破くところ。
ここ、話知らなかったら見落とすんじゃないかというぐらい、
あっけなく、するっと終わってしまって。
Marianが決心するところなんだから、もうちょっと大袈裟に見せてくれないと。

他にもイマイチだなーというところがたくさん。
ただ振付はそこそこ派手なので、なんとか盛り上がりますかね。
Warren Carlyleなので、振付自体は結構好きなんですが、
でも演出のダメさを振付でごまかしてる感が拭えませんでした。

ヒューを舞台に出して、ヒューを目立たせるための振付をして、
でもそれじゃ舞台が成り立たないから上手なSuttonを持ってきて、
なんとか成立させていたという感じです。

あ、批評には全然Suttonについて書かれてなかったけど、
私はこれ、Suttonのコメディーセンスと歌のうまさがあるから、
なんとか作品が崩れずに済んでいるなと感じました。
MaysさんやShuler Hensleyっていう上手い人もいるのに、ここはムダ遣いでした。

いや、ヒュー様がエンターティナーなのは楽しめたんですよ。
でもせっかくヒューを出すんだったら、もっとちゃんと作って欲しかったし、
もっと今の年齢にあってる役にして欲しかったです。

ヒュー様もやっぱり老けるんでね。
特に映像と違って、お肌の老け具合は隠せないでしょ。
それなのに若いまんまの演出だから変で。
例えば、ヒュー様が「ホット」なダンスをして、
それを見て10代の子が失神しちゃう、っていう設定があって、ちょっと気持ち悪かった。

色々とヒュー様に申し訳ない作品でしたね、これ。
ヒュー様を見るのはいいけど、でもこれ$600とか絶対出せないよ。
ヒュー様もそんなにBroadwayには出ないだろうに、
もっとちゃんとした作品で見たかったです。

 


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