2020年観劇1本目 : Emojiland

2020/1/25 Sat 2pm
Emojiland
The Duke on 42nd Street
Orch A110 $25 (lottery)

ロトに当たって見てきました。

絵文字をキャラクターとして描き、
そのキャラクターが住んでいるEmojilandを舞台にしたもので、
2018年にNew York Musical Festivalで上演された作品が
2020年にオフ入り、という流れです。



Playbillに書かれている曲はRepriseを含めて18曲。
オリジナルストーリーでオリジナルスコア。
もう最近はこれだけで合格点をあげたくなりますね(笑)

でもせっかくのオリジナル作品だからこそ、
もうちょっと頑張って欲しかった!
せっかくここまで作ったんだから、あともう少し手を入れてくれー。

ストーリーは毎年行われるアップデートが
Emojilandの住人にとっては大きなイベントで、
アップデートに関わる悲喜交交を描いたものなんだけど、
4つのストーリーが同時展開していて、
一つ一つの話のプロットに、大なり小なり「?」があったのが残念だった。

・UpdateでもしKingやQueenといった絵文字が追加されたら、
自分たちの立場が危うくなるんじゃないかと危惧し、壁(Firewall)を作ると決めるPrincessとPrince
・次のアップデートではもっと複雑な人間の感情を表す絵文字になりたいと思うSmize(smily face)
・互いのキャリアを尊重し合う女性警官と女性コンストラクションワーカーカップル
・全ての絵文字を消し去ってしまいたいと密かに思っているSkull
この4つが同時進行するのですが、
1つ目は今を政治を風刺しつつも、PrincessをLesli Margherita、
PrinceをJosh Lamonが演じていて、パフォーマンスとしても見応えがあって良かったし、
(この二人は初期からこの作品に関わっていたとのこと)
3つ目も今らしい設定でよかったんだけど、
2つ目と4つ目は、もうちょっとプロットをしっかりと決めて欲しかったな。

え、それでいいの?解決したの?と思う点がいくつかあったし、
もうちょっとストーリーに強弱をつけて、
しっかり深掘りするものと、サイドストーリーとしてちょっと味付けするものと、
分けたらいいんじゃないかなと思いました。
Nerd Faceを含めて、ほとんどのキャラクターに
設定があったのは良かったと思うのですが、プロットが弱かったなー。

あとオリジナル曲だったのは素晴らしいんだけど、
曲への入り方があまりスムーズじゃなかったのも残念だった。
あと、いろんなキャラにソロがあってそれはそれで楽しいんだけど、全部が「強」。
これもストーリーと一緒で曲を削ってもいいキャラがいたように思います。
あと人を多く出して盛り上げたい曲なのはわかるんだけど、
キャラが立ってる登場人物をバックダンサーにするのはダメだよねぇ。
前後の話を無視して、その人たちが出てきちゃうと、なんで?って思うから。
せめて衣装を変えて、違う人物設定で出さないと。

良かったのは衣装とカツラ!
Emojiのテイストを残しながら、
アニメから飛び出してきたような衣装で見応えがありました。
2018年の公演の写真も、過去の記事で見たけど、
ここは大幅に改善されていますね。全然違う!

Onに行くことはないと思うけど、
2時間強を楽しく過ごすのにはちょうどいい作品だったと思います。

それにしても、オフでこんなテーマの作品にしては、
結構いい人を集めましたね(笑)


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