2019年観劇1本目 : The Prom

2019/1/12 Sat 2pm
The Prom
Longacre Theatre
F15 $40(rush) with Aさん

新年一発目の観劇はAさんとのThe Promになりました。
大人キャストが豪華で気になっていたものの、
演出・振付がケイシーなので、
まぁなんとなくどんなものか想像がつくな、と思っていましたが、
その通りでしたね(笑) 無駄に踊って、回ってた(笑)


いや、楽しくないわけじゃないのです。
でもなんか低空飛行というか、強弱がないというか、
このシーン好き!という
心をぐっと掴まれるところがないまま終わってしまいました。
Act2は眠かった…。

たぶん、全部「強」だったからだと思います。
メリハリがないからどのシーンも同じに見えてしまうのですよ。

まずダンスがワンパターン。ケイシー調。
特に子どものダンスはどれも似たり寄ったりで、
バラエティーがなかったように思います。
あと、大人キャストはそれぞれにソロが必要だったんだと思いますが、
誰が主役で誰がサブなのかよくわからないまま、
全員に見せ場があったせいで、注力するところがどこかわからなかった。
そして捨て曲というか、あってもなくても特にストーリー上は関係ないけど、
箸休め的に必要な曲がなかったから、逆に印象に残る曲もない。

さらにストーリーが、一番の理解者でいて欲しい親と
最後まで分かり合えないまま、
うやむやに終わってしまっていたのが残念でした。
ミュージカルなんだから、最後は全員をハッピーにしてくれないと。
あとシアタージョークが多すぎたのもちょっとね。
安易に笑いを取りに来ているのが見え見えで興覚めでした。
Broadway俳優を題材にしているから必要なのはわかるけど、
取捨選択しないから、なんでも盛りすぎなんだよね。

Bob Martin作品なので、視点というか、
落ちぶれた俳優たちがイメージ改善のために田舎に乗り込む、
という設定は面白かったと思うのですが、脚本はイマイチでしたね。
90分でスピード感を持って終えた方が良かったし、
もっと面白くできたような気がする。

それと、俳優はちょっと似たような人を揃えすぎましたね。
BrooksさんもシーバーさんもJosh Lamonも芸達者で、
太っているけど踊れるし、コメディセンスもある、
という人を3人も揃えると、それぞれが喰い合ってしまっていました。
その点で、校長先生のPottsさんはいい味出ていましたね。

こういうのを見てしまうと、
制作段階にきっちりと時間をかけていた
Gettin' The Band Back Togetherとか、
It Shoulda Been Youとか、
小粒だけど、脚本がしっかり練られていた作品が恋しくなりますね…。


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