2018年観劇19本目:Gettin' The Band Back Together

2018年8月28日(火) 7pm
Gettin’ The Band Back Together
Belasco Theatre
Orch F13 Comp(手数料$15)

Goldstarでコンプチケットが出ていました。
手数料が$15かかりますが、
それでもLotteryチケットより安いので、Goldstar経由で購入。

席は1階の端っこの方でしたが、
計2分ぐらい見切れた以外は特に問題ありませんでした。

2013年にNJのGeorge Street Playhouseで
World-Premierが行われた作品で、
当時、Aさんがご覧になっていたので、内容などを伺っていました。

Bwayでは批評はあまり芳しくないのもあって、
9月16日でクローズが決まってしまいましたが、
私は結構楽しめました。

舞台はNJのSayreville。
40歳の誕生日に仕事をクビになり、NJに戻ってきたMitchが、
高校時代のバンドのライバルだったTygenに、高校時代のリベンジを果たすために、
町のバンドバトルに出るように仕向けられ、
当時の仲間と一緒に、もう一度バンドを組んで、バンドバトルに出るというお話。

ライバルだけでなく、バンド仲間も、当時のガールフレンドも
皆、地元から出ることなく、Sayrevilleで生活していて、
大きな変化もない日々だったけど、
バンドがあったことで、皆、最後にはハッピーエンド、というコテコテな内容でした。

セットはチープだし、振付もチープ。話もチープ。

でもそのチープさが、NJらしいというか(ごめん!)、
B級感に溢れていて、それはそれでありでした。
少なくとも、他の「映画が元ネタ」で、
何も工夫のない作品よりは、100倍楽しかった。

時々、無理やり「今ネタ」を入れているところに
安易に笑わせるポイントを作ったなぁと嫌な印象も受けましたが、
(内容的にBway入りするときに入れたんだと思われる)
B級ミュージカルを、楽しんで作っている感じがしました。

音楽は、特段耳に残るわけじゃないんだけど、
割とスムーズに音楽とセリフが繋がっていたし、
ストーリーもめちゃくちゃ単純なのに、
間延びすることもほとんどありませんでした。

拙速にBwayにもってくるんじゃなくて、
やっぱり、時間をかけてものを作る工程って必要だな、と思ったりしました。

そして主役Mitch役のMitchell Jarvisがとってもよかったです。
仕事をクビになり、NJに戻ってきた役どころなので、
別にかっこいいとか、歌がすごくうまいとか、
そういうわけじゃないんだけど、でもなんだかライカブル。

そしてライバルのTygenも、憎めないおっさんでした。

全体的に俳優に間の悪いところがあって、
せっかく笑わせるポイントなのに、
それがつまらなくなっていたりもしたけど、
でも、バンド5人は(一人は高校時代のメンバーではないけど)
昔の仲間、っていう感じがあって、少しノスタルジックな気分になりました。

内容的に超B級なので、
ハドソン川を越えちゃいけないものだったし(笑)
そもそもロングランする感じもありませんでしたが、
こういう何も考えずに楽しめる箸休め的な作品は悪くなかったと思います。


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