2018年観劇3本目:Jerry Springer – The Opera

2018/2/25 (Sun) 2pm
Jerry Springer – The Opera
The New Stage
Orch F10 $35 Lottery

実在のトークショーを題材にした作品で、
主役のJerry Springerと、セキュリティーガイのSteveに
セリフがある以外は、ほとんどが曲で進んでいきます。
どんな内容かはwikiとかに載っているから省きますが、
まぁ、色々詰め込んだのね、という感じで。

掲示板等を見ても、最悪だっていう人と
楽しめた、という人と意見が割れる作品なのですが、
私は最悪とまでは言わないけど、でもうーん、という感じでした。
というのも、下品な言葉や内容を繰り返すから、辟易してくるんですよね。
そういう内容が、ちょろっと入る分には笑えるけど、ずーっと繰り返すから、
小学生がずーっとうんち、うんちって言って笑ってるような印象を受けました。

でも、言葉選びは下品だし、
トークショーへの出演者が番組内で打ち明ける秘密が
こうやれば笑うでしょ、ってすごく安易なものを見せられている感じがあったし、
後半の最後で、なんだかんだで考えさせられるようなセリフをねじ込んできて、
無理やりまとめた感があって、最後までもやもやは消えなかったけど、
作品構成としては面白かったと思うんですよね。

題材の選びかたもそうだし、オペラ、とタイトルについている通り、
オペラ調の曲を含め、全体的に曲のタイプは多様だったし、
あえて歌詞を入れずに、音のドラマティックさだけでシーンを表したり、
Act1と同じ人物をAct2であえてわかるように使ったり、
構成としては結構練られていると思うんですよね。

10個の項目について評価したら、5段階評価の1とか2ばっかりなのに、
2項目ぐらいは5取っちゃった、みたいな、そんな感じです。
だから、うわー、金返せ!レベルではなかったけど、でもロト価格の$35は高いかな。
$15ぐらいでいいと思う。

俳優では、テレンス・マンがとってもいい味を出していた!
私はPippinで彼を見て、うーん…と思っていたんだけど、
今回はぴったりというか、肩の力が抜けて適当っぽいけど真面目、な
様子が良かったし、トークショーにこんな人いそう、という雰囲気がありました。

バーガー(Will Swenson)はまぁいつも通りというか、
やっぱり音程が合ってるのか合ってないのかわからないけど、
この人はいるだけで存在感がありますね。

2度見ることもないし、半年後には見たことも忘れてそうですが、
まぁこういう作品もある、ということで。


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