2017年観劇41本目:Spongebob Squarepants, The Musical

2017年12月17日(日) 1pm
Spongebob Squarepants The Musical
Palace Theatre
P10 $30(lottery)

ロトに当選して、見に行って来ました。
割り当てられた席はオケ席。(毎回そうとは限らないと思うけど)
オケの一番外側の席でしたが、結構見やすくて、
95%は見られたと思います。

スポンジボブのアニメはほとんど見たことがなく、
なんとなくのテイストを知っている程度。
普段映画を見て、その違いを見るのとは違って、
どの程度、アニメのテイストが作品の中に入っているのかはわかりませんが、
サンクスギビングのパフォーマンスを見て期待していました。


2Dな感じが良かったです。
セットが大掛かりといっちゃ大掛かりなんだけど、
ところどころ、ちゃっちい感じがあったり、
でも色使いや仕掛けが遊園地にいるような楽しさがありました。
すごい技術を使っているんでしょうけど、それを自慢するのではなく、
あえて手作り感を協調させることで、2Dの世界に中に入ったような印象で、
いい意味で、お金かかった舞台だねーと思わせないところが好きでした。

キャストも、二次元のキャラクターらしさが残っていました。
主演のEthan Slaterはオフで一度見たことがありますが、
運動神経が良くて、安定して歌えて、こういう作品にはもってこいですね。
彼はこのまま週8回公演を続けるのでしょうか。体力的に結構大変そう。

Lilli CooperはSAぶり。でも正直、そんなに印象には残らなかったかな。
あんまりいい歌がなかったのがちょっとかわいそうでした。
息子(Wesley Taylor)は思ったよりも出番があって目立ってた!

Gavin Leeは相変わらずのダンスのうまさ。
正統派の人かと思っていたら、コメディーも上手な人でした。

ただ問題は、ストーリーの中だるみがひどくてねぇ。
メインストーリーは大人だったらすぐに結末が見えるほど単純なんだけど
(でも割とこういうテーマは好きw)
中身がシリアスすぎて、なくても困らないけど、
あったら箸休めになるサブストーリーが入れづらい構成だったように感じました。

なのに、メインキャラ全員にソロを与えたから、話がなかなか進まない。
サブキャラにソロがある構成は好きなんだけど、
ずっとキャラの自己紹介みたいな内容の曲が続いて、
歌とダンスを通してキャラを一段階昇華させることはできなかった感じでした。

アニメだから、そんな昇華はいらないのかもしれないけど、
でもShrekは結構上手にキャラに深みを出していたと思うから、
(そしてJohn Tのピノキオには無理にソロを作ってなかった)
できないわけじゃないと思うのよね。

だから、これ75分の1幕もので、がっつり曲を削って、
もっとスピーディーに進めば飽きもなく楽しめたと思います。
結構派手に作っているので、盛り上がるところがあって楽しいのに、
中だるみのせいで、いいところも印象が薄れてしまった。

ちなみに一列前に3歳半ぐらいの男の子と、
6歳ぐらいののお姉ちゃんが、お母さんと一緒に座っていたのですが、
男の子はオープニングナンバーがすごく楽しかったみたいで、
力いっぱい立ち上がって拍手を送ってました。

でも、だんだん飽きたみたいで、ぐずり始め、
お母さんが一生懸命なだめてました(笑)
お姉ちゃんはおとなしく見ていたのですが、
最後に祈るように「何とかして!」と言っていたのがかわいかったです。


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