7月15日(金)
CATS
Neil Simon Theatre
G15 Lotto $40
16年ぶりにNYに戻ってきたCATS。
普段、できるだけプレビューではなく
本公演が始まってから見るようにしているんだけど、
なんだか待てなくて&ロトに当たったので
プレビュー2日目の15日に見に行ってきました。
ここでも何度か書いているけど、CATSは
私にとって初Broadway作品。
この作品のファンというわけではないけど、
特別な思い入れがあるので、楽しみにしていました。
今回のリバイバルで勝手に不安に思っていたのが、
振付にハムのAndy Blankenbuehlerが入っていたこと。
ハムとかITHとかBIOみたいな振付が
CATSにどうしても結びつかなくて、どうなるんだろ、
と思っていたのですが、正確にはオリジナルの振付を元に、
彼はadditional choreographyという位置づけだったのですね。
オリジナルと言っても、NY公演が終わる1年前に見ただけ。
(日本で2度見てるけど…)
しかも17年で、覚えていないので、
DVDで販売されているので見たものなども加えて比較すると、
テイストは十分に残したまま、
今らしい複雑な動きが加わっていたように思います。
私は結構、全体で踊るところのフォーメーションだったり、
動きだったりが好きでした。
あと、ネコネコした動きがだいぶ減ったような。
他にここ違うなーって思ったのは、
劇場猫が歌うのがGrowltiger’s last standじゃなくて、
The Awful Battle of the Pekes and the Polliclesだったこと。
あれここって最後身を投げる話じゃなかったっけー、と思って聞いてたら
歌詞が違って、でも聞いたことあったのでちょっと混乱しました。
家に帰ってきて調べたら、この演出は今回が初めてとのこと。
でもここにフィットしてた。
あとはGumbie Catが車の中から出てこなかったのと、
ゴキブリ衣装を着たネコたちがいなかったところかな。
ネズミは出てきてたけど、ゴキブリは1匹いただけ。
ゴキブリ従えてタップする印象が強かったけど、
全員でタップするところはゴキブリ衣装じゃなかったです。
そしてバランスボールみたいなものを使って踊ってました。
それ以外には、Mr Mistoffeleesのマジックがあんまりマジック感なくて、
ちょっとあれって思いました(笑)
キャストでいうと、
MunkustrapのAndy Huntington Jonesが結構好きでした。
シンデレラでNickとともに王子U/Sでその後Bullets…に出てて、
ツアー版シンデレラの王子をやった人だけど、
ダンスもキレイだし、歌も上手で背も高くて、
とっても見応えがありました。
あとDames at Seaで見た、Eloise Kroppが
まさかJennyanydotsだと思わず、
少し最初の方を見逃しましたが、
相変わらずかわいらしかったです。
大きな役ではないけど、黄色と黒のタイツで
ダンスがすっごいキレイだし、顔もかわいいなーと思ってた人を
intermission中にチェックしたら、
Nice Workで一番かわいかった彼女ではないですか(Kim Fauré)!!
ダンスは彼女が一番好きだったかも。
ただ二人だけ心底リプレイスしたい。
まずラムタムタガー。セクシーじゃないし迫力ない…。歌もイマイチ。
この役、私的にはとっても重要なのにー。
Macavityやってた人の方が動きキレイだったし、
体も大きかったし、彼が良かったんじゃないかな。
そしてMr Mistoffeleesを紹介するときの
listen to meっていうのが「もーみんな聞いてよーー」って
いう感じの口調でねぇ。弱々ちかった。
あとグリザベラも、Leona Lewisを使ってるけど、
なんか一人コンサートになってた…。
彼女が歌うとブツっと流れが切れるようでした。
Act1のメモリーなんか最初から全力で歌われて、
おいおい…と思い、Act2はまだ抑揚がついたけど、
指揮者無視して暴走してて、それまたおいおい…。
そして最後天に上って行くところ、タイヤがあがったあと
階段じゃなくてワイヤーであがっていくんだけど、
腹筋や背筋がないのか、フラフラしてて見栄えが悪かったです。
やー、それにしても大変エナジェティックなCatsでした。
Bwayデビューも多いし、若い俳優が多いのも要因だと思うけど、
全員で踊るところの迫力はなかなかでした。
そしてこれだけ踊れて歌える人がゴロゴロいるんだから、
やっぱりBwayってすごいところなのね、
って17年前と同じこと思いました。
さてプレビュー中にどれだけ変わるんでしょうか。
ストーリーはさすがにかわらんけど、
振付とか変えたりするのかな。
舞台が狭いのにとってもよく動くので、
けが人が出ないことだけを本当に祈ります。
