2月28日(日) 7:30pm
Daddy Long Legs
Davenport Theatre
H5 with Kさん
公演が始まった頃にいい評判を結構聞いていたので
気になっていたDLLですが、
ストリーミングをやるというニュースのあと、
だったら見に行かなくていいか、と思ったものの、
ストリーミングを見たら反対に行きたくなって、
20at20の頃かなーなんて思ってたら、
チケットを頂いたので行ってきました。
ストリーミングで見た後、
結構私はこの曲調が好きだったので、
アルバムを何度か聞いていたほど。
なのでとっても楽しみにしていました。
ストリーミングで見るのと生とではやっぱり違いますね。
というか、自分が好きなところに
視線を動かして見る方がやっぱりいいですな。
Act1はその時歌っている方、しゃべっている方を見ていたんだけど、
アダム・ハルピンにちょいちょいWillさんポイントがあって、
Act2は彼中心に見てました。
ちょっと斜めを見たときの顔とか、口周りが似てたのと、
困惑して何か言い返したいけど、
言葉にならなくて口をまごまごさせる様子が
めちゃWillさんにそっくりでした。
ストリーミングでは全然そう思わなかったから、
見る角度の問題だったのかしら。
ハルピン、Willさんポイント以外にも、
せっかく笑いが取れそうなところも、
この日は客入りが6割ぐらいだったこともあって、
あまり客から反応もらえてないところが逆に気になっちゃったり、
音もだいぶ怪しいところがありつつも、
得意の音域になると急にスイッチが入って
RENTチックな歌い方になったりして、
え、あ、ここで来るのね、みたいな”違和感”に、
なんだか目が離せない存在になっていったのですよね。
ストリーミングのときは嫁の方ががとてもライカブルで、
見れば見るほど惹き付けられていって、
そっちに気を取られていたけど、
私はハルピンが実は好きなタイプなのではないか、と思ったぐらいでした。
で、家でいろいろとググってみたんだけど
普段の写真を見ると全然そうじゃない(笑)(失礼!!)
そういや、RENTツアーで6回見てるはずなんだけど
(サクラメントにいたのかどうかわからんけど)
他のアンサンブルは思い出せるのに、
ハルピンだけはさっぱり思い出せないんですよね。
だからやっぱり好みではないのかもしれないww
いやーでも、見終わったあとに
もう一度ハルピン観に行きたいぐらい、と思ったほどなのですよ。
表情の作りかたとかが好きなのかな。よくわからないけど。
話を作品に戻すと、実は私、
農園で窓を開けるシーンに期待していたんですよね。
ストリーミングで見たときに、
窓を開けると優しい光で部屋が満たされる様子が
とても美しかったので、
舞台で見たらもっと美しいはず、と思っていたのですよ。
でも、舞台だとそうでもなかったw
曲はアルバムだとカットされている曲が多くて忘れていたけど、
同じメロディーを歌詞違いで繰り返す手法をこの作品は多用してますよね。
登場人物が2人しかいないし、
出来事が原作同様手紙を通してのみ説明されていく作品だし、
セットが大幅に変わるわけじゃないから、視覚ではなく、
状況を聞いて建設的にストーリーを理解していかないといけないけど、
リプライズが出てくると、あ、ここはあの時と同じ心情なのか、と、
感覚的にわからせてくれたので、
わかりやすい道標になっていたと思います。
ただ、アルバムを繰り返し聞いて、
初見の時より曲に馴染みがあったからこそ、
リプライズが効果的な気がしたけど、
1回だけしか見ない&聞かない場合はどうかな、
とも思ったりしました。
セット代わりのスーツケースを
状況に合わせて動かして組み合わせていくところは、
ストリーミングだと喋っている方にピントが合って、
スーツケースを動かしているだけの方は
フォーカスされていなかったけど、
舞台だとスーツケースと床との摩擦音が結構聞こえて、
そっちが気になって動かしている人の方を
ついつい見てしまっていたんだけど、
フォーメーションのパターンがいろいろあって、
あんなに狭い舞台でスーツケースしかない中で、
色んな型を考えついたんだなーとしっかりと気付けました。
プロデューサーのDavenportさんが
口コミが大きな宣伝になるから、と
ストリーミングをするって決めたと言っていたけど、
ストリーミングを見たからこそ舞台が見たくなって、
そして実際に見に行ったらストリーミングでは
味わえなかった&見えなかったことが見えて、
マーケティング手法も含めて、
色んな角度から楽しめた作品だったなと思います。
(そしてもう一度見たい気もする)
