2023年観劇4本目:Life of Pi

04/12/2023 Wed 7:30pm
Life of Pi
Gerald Schoenfeld Theatre
Orch D101 $45 Lottery

ロトが当たって見てきました。
D列だけど実質1列目。

舞台と少し距離はありますが、足元は全く見えません。
舞台の下から船が出てくる様子などは見えずだったので、
全体を見るならもう少し後ろの方がいいかなという感じだったけど、
舞台と私の席の間になにも遮るものがなく、パペットが見られたのはよかったです。

オリビエ賞を見て気になっていたLife of Pi。
映画はむかーし見たことがあったけど、今回は特に映画を見直すことなく見てきました。

ちょっと期待を高く持ちすぎたかな。
パペットだったら、War Horseの細かい動きと比較すると、
ちょっと雑というか、もうちょっと、という感じる場面がちょいちょいあったり、
アンサンブルの動きだったらStarcatcherの方が複雑でおもしろかったり。
2番手ってハードルが高いからちょっと難しいですね。

トラは出てくる時がハイライトで、あとは驚きがなかったんですよね。
細かいことだけど、トラがボートの縁を歩く時に、
たまに足を踏み外していたりしていて。
一番前だからそういうちょっとしたミスが見えてしまって、
いや、今みたいに踏み外したら海に落ちるよね、みたいな。
あと映画ほど、Piとトラが心を通わしているように見えなかったかな。

舞台はPiがメキシコの病院にいて、救出された直後に、
保険調査員に何を起きたのかを話すという設定になっていて、
舞台は漂流しているシーンと、病院のシーが交互に出てきます。
病院で何があったかを語るPiが、興奮してその様子を語るというより
錯乱している、みたいな印象が強く残ってしまい、
だんだん漂流の話の真実味が薄くなってしまったのがちょっと残念でした。
もちろんトラと漂流するって普通に考えたらありえないんだけど、
そこに真実味を持たせるのが、こういうフィクションだと思うんですけどね。

とは言え、大きなパペットが出てくると盛り上がるし、
息を思わず飲んで見入ってしまったところも多かったです。
でも映画がおもしろかった分、これまでにもっといい舞台があった分、
ちょっと物足りなかったなぁというのが全体な感想です。

あ、そういえばこれまでのアメリカでの観劇の中で
圧倒的にアジア系の観客が多かったです。


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