2015年観劇47本目:Mad Libs Live!

11月7日(土)11am
Mad Libs Live!
New World Stage Stage5
B13 comp with Kさん

Kevinが制作に関わっているMad Libs Live!を見てきました。
11/1が初日、11/2がオープニングナイトだったので、
オープン後1回目の公演でした。

いやーー、これ面白かったよ!!!!

1/3までの限定公演ですが、
土曜は11am、日曜は12pm公演があるから、
この期間にNYに観劇旅行に行く予定があるという人は、
ちょっと検討して欲しいかも。

個人的にはさっぱり馴染みがないんだけど、
Mad Libsという言葉ゲームが元になっている作品で、
批評を読んでいると、小さい頃にやったゲームだから、
「私の中の7歳の私」が興奮したって書いている人もいました。

劇場に入るとPlaybillと鉛筆が渡されて、
Playbillに挟まっている赤、緑、青、黄色の紙に
それぞれnoun, verb, adverb, adjectiveを書くように言われます。

開演ちょっと前に出演者のMellilyが出てきて、
これはめちゃめちゃ大切だからみんな書いてね、と念押し。
そして劇場スタッフがバケツを回して、各自が書いたwordsを回収し、
ショーがスタートします。

話はとっても単純で、
高校生4人がTeen Superstars!という
コンペティションに参加するためにチームを組むんだけど、
チームを作ってから本番を終えるまでにそれぞれが成長し、
最後は結果よりも何にも代えがたい友情の大切さに気づくというもの。
コンペティション本番直前にMellilyが作った曲の歌詞に、
たくさんブランクがあることが判明し、
そのブランクを先ほど観客から集めた言葉を使って埋めていく
というinteractiveな要素が入ることで、作品がググっと面白くなります。

まず、自分の書いた単語が使われたとき。
あ、今の私が書いたやつだ!!とちょっとテンションがあがります。
次に、使えない言葉はあらかじめ抜いてあるだろうけど、
ランダムに言葉を選んでいくがゆえに、時々(というかほとんど)、
意味をなさない文章になってしまうんだけど、それに笑っちゃう。

そして何より面白かったポイントは、
毎回毎回、俳優がバケツの中からパッと選んだwordに
即興でリアクションしていくところ。
例えばfishが出てきたら、fishになってみたり、
hangと出てきたら、どこかにぶら下がったりするだけはなく、
名詞に対してそれにあった動きをしたり、
形容詞に対してそれにあった表情を作ったりと、
とにかくピックアップした言葉に対してのアドリブが満載。

各自がそれぞれリアクションするときもあれば、
一人がその単語に合わせて振りを付けて、
それを周りがマネて動いていくところもあるし、
出ている方は一瞬も気が抜けないと思います。
特に選んだ言葉が歌詞になるときは
曲がどんどん進んで行くから、
リアクションを考える時間なんて1秒もないと思うのですよね。

事前に用意ができないのに、とっさに反応する彼らの瞬発力がすごかった。

言葉をピックアップしたあとに時々音楽を止めて、
この素晴らしいwordを書いてくれた〇〇(名前)はどこにいますか??と
とちょっとした客いじりも入ったりして
(wordを書く紙に、自分の名前も書くようになっている)
とっても楽しい雰囲気にあふれていました。
でも、ちょうど曲が止まる前に選ばれた単語のうちの一つが
私のだったので、私の名前は呼ぶな!!と祈ってましたが…(笑)
幸い(?)、もう一個の単語は小さい子が書いたものだったので、
キャストがそっちを選んで良かったですw

他には、予想以上に曲そのものも良くて。
ちょっと前のpopsという雰囲気なんだけど、
聞いてて楽しくなるような旋律が多くて、
私このキャストアルバムちょっと欲しいかもしれない(笑)
ちなみに自分に自信が持てないMellilyを励ます
You give me meaningは、ちょっと泣きそうになりました。
やーね、年取ると涙もろくなるわー(笑)

キャストはたった4人。
このコンペティションに優勝したいMe MeなVirtuosa、
そのお兄ちゃんで振られた彼女を取り戻したい体育会系なGogo、
サイエンスオタクのGeyser、
そして自分に自信がないシャイなMellily。

4人とも良かったけど、
Geyser役は友達がいなくて友達が欲しいって言うし、
(多分)スターウォーズのリュックしょってるし、
セリフも動きも時々Elder Cunninghamを彷彿とさせたのですが、
彼、そのうちECやるんじゃないでしょうか。
歌が上手で、ライカブルで、4人の中でだいぶ際立っていたと思います。

それにしても、随分前に見たJohn Tartagliaの
Imaginoceanもそうだったけど、
子ども向けとはいえ、大人でも十分に楽しめるクオリティのものが
こんなにゴロゴロとあるNYって一体なんなんでしょ。
小さい頃に見た子ども向きの作品って、
子どもだったにもかかわらず、
なんか申し訳ない気持ちというか、
いたたまれない気持ちになることが多かったのに、
こっちは大人でも心の底から楽しむことができる。
私、これもう一度見にいこうかな、と思っています。

終演後は客席を出ようとしたら
Kevinが一番後ろに立って見ていたようでちょっとだけご挨拶。
なんかGMらしく、色々と仕切っていて、
いつもと雰囲気がちょっと違いましたww

Kevin、いつも素敵なショーをありがとー!!


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