2015年観劇46本目:Trip of Love

11月6日(金)Trip of Love
Stage 42
M8 comp

ご招待をいただいて、Trip of Loveを見てきました。
2008年に大阪でトライアウトが行われて、
当時は2009年にBway入り予定、と言われていたけど、
さっぱりその様子がないのでうまくいかなかったのかと思っていたら、
今年、オフでの上演になりました。
First previewは9月26日、オープニングナイトは10月6日だったようです。

日本でトライアウトをしていたときは
だいぶ日本人キャストが含まれていたと記憶していたんだけど、
今回は出演者19人中、1人がBlackの女優だった以外は
全員whiteだったように思います。多分。
もともとはアジア人も混じっていたと知っていたからか、
特に人種に関係ない話だったからか、
ちょっとこのWhite過多な構成は違和感が拭えないでもなかった。

60年代のヒット曲に乗せて、Carolineが別の世界に入り込み、
そこでAdamと出会い結婚し、でも世の中はベトナム戦争に突入する、
という内容だったのですが、
セリフは一言ぐらいしかなく、ダンスと歌だけで進んでいきます。
Billy Joelの曲を使ったMovin’ Outを思い出しました。 

でもMovin’ Outと比べると、
ストーリーやテーマが見えづらかったのと、
Movin’ Outは振り付けそのものが語りかける動きで、
動きも息を飲むぐらい美しかったけけど、
こっちはダンスヘビーパフォーマンスという感じ。
途中、蛍光塗料でボディペインティングしていく曲とかあったし、
ストーリーより、見た目で楽します方に重点を置いているのかな。

なので、見た目=衣装とセットへのお金の掛け方が半端じゃない!!
全部で500着使われているそうで。
曲ごとに衣装が全て違ったので、
出ている人たちの衣装チェンジは慌ただしくて大変そうです。
セットもこれまた最初と最後が同じだった以外は、
曲が変わるたびにセットもどんどん変わっていくし、
プレジェクションも多用していました。 

(あ、あと男性陣は皆、いい体をしています(笑)
これも大切な見た目の一つww) 

とにかく思わず見終わった後に、これいくら掛けたんだろうね、
と思わず話してしまったほど、
お金かかってるなーというのが
わかる作品でした。
余計な御世話ながらrecoupするの大変そう…。 

私はあまりこの作品に出てくる曲を知らなかったんだけど、
知っている人たちはノリノリで見ていました。
この日は招待客ばかりだったからか客席がおとなしかったけど、
多分最後はみんなで立ちあがって踊るんだろうな、
というタイプの曲がカーテンコールとして使われていました。
60年代の曲を知っている人や、
ダンスヘビーな作品が好きな人向きの作品かと思います。


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