2015年観劇30本目:Matilda the Musical

7月1日(水)
Matilda the Musical
Shubert Theatre
SR 13 $27

NYでオープンしてすぐのGWに見て、
ロンドン版とあまり違わないはずなのに
ロンドンの方が断然良くてがっかりした印象のみ残っていたMatilda…。
ですが、校長先生役が芸達者なChristopher Sieberさんになったので、
(ってリプレイスしてもう1年ぐらい以上経ってますが)
いつか見に行きたいなーと思っていたところ、
中高時代の友人達が遊びに来ていて
これを見たいとのことだったので、一緒に見てきました。
ちなみにロトはだいぶ人がいましてね。
ちょっと前まではほとんど当たるとか聞いていたのにさすがは夏休み。
100人はいなかったと思うけど、80人はいたと思う。
しかもこれ子どものロト参加がOKなのですよ。
本当はIDがないとロトに参加できないんだけど、
子どもたちがたくさん見に来る作品なので
子どもは自分の名前と親の名前をカードに記入して
もし子どもが当たった場合は親のIDを確認するということで
子どもの参加も認めていました。

ロトは20枚しか出さないんだけど、なんと私、当選!!
その席を友人達に譲り、私はスタンディングでの観劇となりました。
ここのロト、一度当たると30日間は当選権利がなくなる、
というシステムなんですよね。いいような悪いような…。
そしてロトとSROが同じ値段ってどうなのよ(笑)

スタンディングは最後尾の座席の後ろの背中の部分に
寄りかかって見られるけど、ちょいと高さがあるので、
背が低い人はやめた方がいい、とロトの兄ちゃんが言ってました。
うん、モルモンより高かったと思う。
でも見切れませんでした。



KBと違ってキャストはほとんど変わってますね。
知っているキャストはRyan Steeleが
Rudolpho役で戻ってきていたのと、
ClayがMichael役で入ってたことぐらいかな。

やっぱりオリビエ賞を獲ってすぐの頃のロンドンのマチルダの
盛り上がりとか勢いとは比べることができないけど、
前にBwayで見たときよりかは良かったかな。

まずMatildaがかわいかった。これ結構重要。
Fina Strazzaちゃんという9歳の子がこの日の担当だったんだけど、
歌はまだ子どもらしさが残っている一方で、
学校でI can read wordsと黒板に書かれた文字を読むところで、
ややしてやったり顏をしていたので、ちょいと惜しかったんだけど、
全体を通して賢さが溢れていてなかなかいい感じでした。
で、最後は、主演女優らしくカーテンコールを仕切っていて、
そのオマセさんな感じもかわいらしかったです。

シーバーさんは、器用になんでもこなすので、
想像通りというか、逆にいうとサプライズがなかったけど、
ちょいちょい男に戻って低い声を出したり、
なんてこともないセリフを間を使うことで面白くしたり、
さすがだなーという感じでした。
そして歌ももっと響かせて歌えるのに
そういう技法は一切封印して、この役に即した歌い方しかしてなくて
そんなところがベテランだなぁと思いました。
ただちょっと残念だったのは、トカゲを怖がる様子が
あまり「女子」ではなかったこと。
バーティーさんはここ完全に「女子」な怖がり方で、
あれが結構好きだったので、ちょっと物足りなく感じました。

Miss Honeyは”My House”の後半、ずっと怒鳴ってたんですよね。
なんかそれ違う気がする…。
それまでは結構好きなタイプの先生だったのに、
この曲でいっぺんに気持ちが離れてしまいました。
なんであんなに怒ってるんだろ。
あとせっかくかわいいのにClayの顔がほとんど見えないのは残念。
そしてRyanも踊りはキレキレだけど、踊りながら歌うと
ほとんど声が聞こえなかった…。

それにしても、これは作品としてよくできてるなーと思いました。
曲と照明・セットがまとめて印象に残るって、
そんなにないと思うんですよね。
When I Grow Upはあのブランコのセットと照明と
曲がしっかりと混じり合って記憶に残る
お手本みたいなシーンだと思います。
そして子どもたちがすごい。
Matildaもすごいけど、周りの子たちもだいぶ出番があるのに、
きちんと覚えてるのがすごいですよねー。
教える人、ほんと天才なんだろうな。

友人達はシーバーさんと写真を撮りたかったみたいだけど、
シーバーさんは出てきませんでした。
で、Clayがかわいいと言ってました(笑)


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