2015年観劇22本目:It Shoulda Been You

5月29日(金)
It Shoulda Been You
Brooks Atkinson Theatre
メザニンC102 with Kさん

プレビューが始まって2週間目に一度見ていますが、
Audience Rewardsのキャンペーンに当たって
もう一度見に行くことができました。
オーケストラのセンター席か?!と期待したけど、
いただいたのはメザニン。
でもど真ん中だったので、
前に見たオケの後ろの方より、だいぶ見やすかったです。



作品自体、批評はさっぱりだったし、
客入りもイマイチで(金曜なのにメザニンは半分いたかどうか)
いつまで持つかわからないISBYですが、
私、結構こういうタイプの作品好きだなーと、
改めて思って帰って来ました。

シエラの名前がタイトルより上にあるから、
最初に見たときはシエラがメインの話なのかと思いきや、
Jennyの”I Never Wanted This”から始まって、
あ、これは花嫁本人じゃなくて、
結婚式を成功させようと奮闘するお姉ちゃんを中心とした
作品だということがわかり、
その次の”This Day”で周りの登場人物の説明が
曲を通して行われるのですが、
どのキャラも濃いのに、曲にのって紹介されていくので、
説明がくどい感じがせずに、でも全員が出てきて盛大なので、
こういう状況説明って上手だなーと思います。

そのあとはもう曲に身を委ねてストーリーを見ていく感じ。
ちょうどいいテンポでストーリーが進んでいきます。
前に見たときは少し長ったらしいと感じたところもあったけど、
多分大きな変更はないはずなんだけど、
少しテンポが良くなっていたように感じました。

前回はストーリーを追うので精一杯だったけど、
オチがわかってみていると、
実はお父さんのセリフに伏線があったり、
MartyとJennyの曲で実は結末を予感させる要素があったりで、
何度も脚本を練り直して行ったんだろうなぁと思いました。

話はずれますが、この作品、
2011年にこの前John TのB&Cを見に行った
NJのGeorgetown Playhouseで、トライアウトをやっているんですよね。
あと2012年にも、これはどれだけDHPが関わっているかわからないけど、
WA州でやっていたようです。
2011年から曲が弱いとか、もうちょっと良くなるはず、
とか批評で書かれていたけど、
だからって、とりあえずその場で笑わせられるネタを詰め込んで、
取り繕ったり、安売りしていない感じが、
丁寧に作ってきたんだろうなーという印象を受けます。

話を戻すと、俳優さんの中ではお母さんsの迫力とかインパクトがすごい。
ベテラン女優さんたちだからすごいのは当たり前なんだけど、
あの存在感はそうそう若い人には出せないですよねー。
GigiのVictria Clarkもそうだけど、
変に若作りするのではなく、その年齢だからこそ出せる存在感を
楽しんでいる女優さん、という感じがします。
ついつい本音を口に出しちゃう花嫁側のお母さん役の
Tyne Dalyの”Nice”や、
かわいい息子を手放したくない花婿側のお母さん役の
Harriet Harrisの”Where Did I Go Wrong”は
メロディーラインはそうでもないんだけど、
曲を歌っているときの二人の映像はずっと頭に残ります。

作品のテーマがテーマだからか、若い人はあまり多くなくて
花婿花嫁のお母さん世代の客が多かったんだけど、
セリフで爆笑していたり、最後の”That’s Family”で涙をながしていたり、
だいぶ感情の振れ幅が激しかったです。
前にも書いたけど、私はこの花嫁花婿世代で、
ほら、30歳になっちゃったし、っていうセリフで、
げほげほ…と思ったりするのですが、
(しかもかわいい嫁がいて、もうすぐ子どもが生まれる
NickがThirty…!!って余計に強調するもんだから腹立つのよねw)
最後のThat’s Familyは、お母さんの強さっていいなーとか、
結婚っていいなーって、と思わされる
不思議な魅力(魔力??)があるのですよね。
そんな予定さっぱりないけど、結婚相手だけじゃなくて、
相手側の親も家族になるってなんかいいなーって。
いや、実際は色々と大変なんでしょうけど(笑)

花婿役のDavid Burtkaは最初少し声が枯れてて、
声が出しづらそうな感じだったけど、
お父さんと踊る”Back in the Day”や、
ちょいちょい至って本人は真面目なんだろうけど、
ちょっと抜けたことをやるところがかわいかったり、
Nickもモンテゴさんとの”Love You Till the Day”で
だいぶきれいに歌ってて、54でのコンサート見たかったなーと思ったり、
相変わらずMarty役のJosh Grisettiがいい味出してたり、
男性陣を見に行くのにはなかなかいい作品です。

そしてやっぱり私Lisaさん大好きだわー。
コメディなところもあれば、
しっかりとドラマな部分もあって、
この人がトニーにノミネートされたかったのが残念なんだけど、
今日も最後花嫁衣装で出てきたところで、
こっちが嬉しくてニコニコしちゃいました。
“Jenny’s Blue”などの歌もだいぶ聞き応えあるけど、
この皆に好かれる雰囲気は特別だと思う。

そして今日最後にびっくりだったのがNPHが出てきたこと!!
Playbill Vaultを見て、今日がDavidの誕生日だということは知っていたのですが、
カーテンコールの最後にNPHが今日はDavidの40歳の誕生日、
ってケーキを持って出てきましてね。
みんなでHappy Birthday歌いました。
ちょっと得した気分♪


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