2015年観劇21本目:On The Twentieth Century

5月27日(水)マチネ
On The Twentieth Century
American Airline Theatre
Mezz E109 $25

相変わらずHipTixは取りづらく。
チケットを取ったのは3月末でした。

チェノが当たり役で、トニーもあるんじゃないか、
という噂だけ聞いていましたが、納得して帰って来ました。
歌って踊れてコメディエンヌ。
前にチェノを見たのがPromises Promisesで
あれはSean Haysと半分素というか、
遊びでやっているような感じがあったけど、
歌って踊ってはもちろんのこと、
今回は笑いもとりつつ、でも演技も真剣で(とか偉そうにすみません)
とても見ごたえがありました。
声量がすごい、とか聞き応えがある声、
っていうわけじゃないけど、高い音もすーっと出しますよね。

そしてこの作品、ちゃんとミュージカルだった。
曲でストーリーが進んでいくものもあるし、
アンサンブルがガヤる曲もあるし、
劇中劇のところは歌って踊ってだし、
Five Zerosみたいな、別に曲にするほどの内容じゃないのに、
ちゃんと成り立ってる曲もあるし…。
It Shoulda Been Youが比較的OTTCに
作りが似ていると思うけど、
最近見たミュージカルがAAIPとかZhivagoだったので、
あー、ちゃんとした作品だーとちょっと感動してしまいました(笑)

そう。Act1の最初とAct2の最初はポーター役の4人が出てきて、
タップを踊るのですが、
その中に列車を表す動きがあったりして、
これだけでだいぶテンションあがりました。
タップ優先で選ばれたのか、だいぶ音程は怪しかったけど、
(そして、一人動きがゲイゲイしすぎるのがいたけど、
あのわざと臭い感じはここには入らないと思う)
本編には関係ないけど、舞台と客席をつなぐシーンは
舞台にしかない楽しみだと思うので、
タップのおもしろさもさることながら、
こういう導入部分っていいなーと思って見てました。

Andy Karlはだいぶコメディーな役どころでしたが、
相変わらずきもい感じが素敵でした←。
いやー、でも、彼はこういうコメディーもいけるし、
JBみたいなドラマな作品もできるし、幅が広い人ですね。
そう、Playbillを見ていたら、
彼、The Wedding Singerにも出ていたようで。
で、出ていた期間を調べたらたった1ヶ月だったんですが、
ちょうどその間に私見てますよ…。
アンサンブルだったから記憶にないけど、
なんか彼とはだいぶご縁があるようです(笑)

そして俳優で忘れちゃいけないのがMichael McGrathさん。
今回もだいぶいい味出してました。
Nice Workのクッキーの方が濃かったけど、
今回もまたどのシーンもずーっと演技していて
(他人がしゃべっている間のリアクションの取り方が本当に細かい!!)
他の人そっちのけで彼のリアクションばっかりみてました。

ストーリー的にはリバイバルだからか、
そこまで目新しいこともないし、
結末も見えやすいけど(一応最後はどんでん返しなのかしら…??)
振り付けとか演出には古臭さがなく、
あー、楽しかったーっと劇場を出ることができました。
限定公演なのでお早めに。