2015年観劇20本目:An American in Paris

5月21日(木)
An American in Paris
Palace Theatre
バルコニーE4 $32(Rush)

with Aさん、Aさん、Kさん。
このメンバーで見るの、LMS以来ですね。

MGM全盛期の映画版は小さい頃に見ています。
‘S WonderfulやAn American in Parisは
子どもながらにきれいな曲だなーと思ったり、
私もI gotって言いたかったり、
On The TownやSinging in the Rainや
錨を上げてほど思い入れがあるわけではないけど、
小さいときに見ていた作品の一つです。



トニーに最もノミネートされているし、評判もよいけど。
私はあまり好みじゃなかったなぁ。
いや、主演の二人のバレエはめちゃめちゃうまいのですよ。
ダンスに関しては知識も経験もないのでよくわかりませんが、
とにかくこの二人がずば抜けてうまいのはよくわかった。
そして周りのダンサーもすごい上手。
だけどバレエとシアター系のダンスは違うものに見えるので、
ここまでバレエ寄りだと、
ミュージカルじゃなくてバレエにすればいいじゃん、
と思ってしまうのですよね。
あと、映画版のジーン・ケリーの躍動感あるダンスが好きだったので、
優雅なバレエでは少し物足りない感じがありました。

ストーリーは映画版と結構違うのね。
まずLiseがバレリーナになっていたり、
Henriの両親が出てきたり、
AdamもLiseのことが気になってたり…。
そして子どもは一切出てきません。
あと、ジーン・ケリーのときにはさっぱり思わなかったけど、
アメリカ人の陽気さがちょいちょいイラっとくる感じもありました。
“Liza”がいけないんだと思う(笑)

プロジェクションは好きでした。
豪華なセットがたくさんでてくるわけじゃないけど、
アンサンブルたちが立て板を動かして、
そこにプロジェクションが投影されるのですが、
そのプロジェクションがリアルな映像ではなく線画のようなので
いい意味で無理に現実味を出さないところがうまいなーと。
ただ歌がメインのシーンは急にセットが簡素になって、
照明も一色だけだったりしてちょっと寂しい感じでした。

これは好みの問題なんでしょうけど、
私だったらこれをトニーには選ばないかなぁ。
そして映画版にどちらもジーン・ケリーが出ているのもあって、
OTTと何が違うんだっけ、みたいな。
一度見ればこれは十分だなー。
ってかおととい見たばっかりだけど、なんかもう忘れかけてる…。


Related Posts

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *