2015年観劇15本目:Hewdig with the Angly Inch

4月15日(水)
Hedwig with the Angly Inch
Belasco Theatre
G5 $37(Lotto)

前にロトがあったけどキャンセルになった分の振替で
見てきました。with Kさん。

先々週Lena Hallが降板し、1週間U/Sを挟んで、
Naomiさんがこの週からYitzhakです。

JCMがケガをしてからは、ほとんど座っているとか、
最初は抱きかかえられて登場するとか聞いていたけど、
少しずつ回復しているのでしょうか。
登場シーンは元の通りになっていました。
ヒールの代わりにコンバースみたいなスニーカーを履いていて、
膝にはサポーターも。途中からはアイシングも巻いていました。
トークのところはほとんど座っていたし
(座るたびにYitzhakが足台を持ってくる)
車の中に入って衣装チェンジするのがなくなっていたりしたけど、
激しい曲のときは結構動いていて、かがんだり、足を上げたりするので、
こちらが大丈夫かしら、と思ってしまうぐらい。
Suger Daddyはカーウォッシュしに
客席に降りてきていたし、
だいぶ無理してるんじゃないかとも思ったけど、
そんな状態でも週8回舞台に立ち続けるのはすごいなぁ。

どこがセリフでどこがアドリブなのかわからないけど、
ARのときとだいぶ違うことを喋ってました。
バルコニーが空席だったからか、
バルコニー席のところとのやりとりがなくなったのが大きな違い。
あと、オバマとミシェルのジョークは、下ネタすぎてここに書けないけど、
めちゃくちゃすぎたのと(でもめちゃ大爆笑してしまったし、
本人もwhat the hell am I talking aboutって言ってしまうぐらいだった)
やけに下ネタで笑う男性に「student rush」って言い放ったり、
客席とのinteractがシュガーダディー以外にもあって、
客がやいやい言い始めたときは
あー、客のコントロールができなくなってきたーって言ったり、
とにかく客の反応を瞬時に読み取ってアドリブに代えていくので、
お客さんとのやりとりが自然だし上手だなーと思って見てました。
ARは多分あまりそういうの得意じゃないよね。
どちらかというと客とのやりとりは最小限にして、
Hedwigという作品を演じきることに注力していた印象だけど、
JCMはもう自分の作品ですもんね。
余裕もあるし、でも曲やHedwigとしてのセリフはきめ細かく、
彼がJCM自身とHedwigを行き来しているように見えて、
ミュージカルではない、何か特別な公演を見ているようでした。

なので、ARの方がドラマティックというか、
借りてきた作品を丁寧に演じるが故に
感情の起伏が激しかったような気がしますが、
JCMはこの作品そのもので、
演技がかった余計な感情をだいぶ削ぎ落とした
シンプルなHedwigだったと思います。
これはもう、他の人じゃ出せない魅力ですよね。

ただね、熱狂的なファンがヒューヒュー言ったり、
妙に盛り上がったり、最後の曲じゃないところで
手を上げたり、手拍子したりしてて、
ちょっとねー、それが嫌だった。
そういうのがセンターブロックの最前3列目までにいっぱいいて、
こっちはこっちの感情で見たいのに、
その連中が視界に必ず入るから、
現実に戻されたりして、すっごい邪魔だった。
HedwigファンとかJCMファンなら共感できたのかもしれないけど、
そうじゃないとだいぶあのファンたちに対して殺意がわきました。

あ、Naomiさんですが…
Lenaに比べるとだいぶ地味だし、
そう声がきれいなわけでもなく、音が微妙にズレていたりして、
ほとんど印象に残りませんでした。
でもJCMとやるときはそれでいい気がする。

次のダレン・クリスは見に行く予定がないので
しばらくHedwigとはお別れですが、
本家を見られる機会があって本当に良かったです。
そして好きな俳優が演るならまた見に行ってみたいなー。


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