2015年観劇3本目:Diner

1/8(金)Diner
Signature
Rush $30
Dress Circle 18
(Bway観劇ではないけどこのカテゴリーで)

Dinerのリーディングって結構前からやっていたので、
(ARがリーディングに参加してると記事で読んで、映画見たんだっけな)
すっかり話がなくなってオジャンになったのかと思ってました(笑)

演出・振り付けのキャサリン・マーシャルの作品は
Encores!のBells Are Ringingと、
Nice Work If You Can Get Itでしか見たことがありませんが、
どちらも私の好みだったし、
男子がたくさん出てる作品だしで←
楽しみにしていました。
(今調べたらAnything Goesのリバイバルも
彼女が演出・振り付けだったのね。あれはちょっと退屈だったけど)

まずびっくりしたのは、
BARもNice Workもダンスナンバーがたくさんあったので、
Dinerにもそんなシーンを多く盛り込んでいるのかと思いきや、
一曲だけダンスナンバー的なものがあったの以外は、
(狭い舞台なのに、上から見ていると、
フォーメーションがとてもスムーズで、心地の良い動きだった)
BARやNice Workのようなダンスメインのものはなかったです。
ま、「Diner」でめちゃめちゃ踊られても違和感だけど。
彼女はこういう演出や振り付けもするんだーと思いました。

1959年のバルティモアにあるDinerを舞台に
大人になりきれない男子5人(6人)の様子を
大人になったBoogieが回顧するというスタイルで
ショーは進んでいきます。
映画を全て覚えているわけではないのだけど、
映画や本を舞台化するときのストーリーを終えるのに
せわしなく進んでいく感じは全然ありませんでした。
まぁ映画そのものが、日常を描いていて、
少しのんびりした感じもあるけど。
そしてたわいもないどーでもいい話なのに、
最後はほっこりと終わるのがいいですね。
帰りにおじさまと感想を語り合っていたのだけど、
彼はエネルギーに溢れていた!!と言っていました。

劇場がそこまで広くないからか、
それとも余計なセットを排除したのか、セットといえばダイナーの
カウンター、テーブル、ソファーがメインであって、
あとはシーンに必要な最低限なモノしかなかったんだけど、
シーンがイメージしやすいので、このぐらいのセットだと
見ていて疲れないからいいなーと思いました。
ただシーンが短すぎて、さっき一度引っ込んだダイナーのセットが
すぐにまた出てくるという繰り返しが続くところがあって、
あそこはもうちょっとセットの入れ替えの
騒々しさがなくなるといいなと思いました。

曲はちょっと残念だったー。
曲はメインの6人以外にアンサンブルがそこそこいた割には、
大勢で歌うのが少ないのと、
大勢いたとしてもハーモニーがあまりなくて、
物足りない気がしました。
誰か編曲してくれないかしらーと見ながら思ってたら、
ふとStephenの顔が思い浮かびました。

というか編曲の前に、曲が印象に残りづらい…。
1, 2曲目はダンスもあってググっとテンションが上がって、
続きにすごく期待大だったのだけど、
それ以降は結構地味な曲が続いて尻つぼみ感があったので、
後半に何か印象的な曲があればいいなーと思いました。

キャストはMatthew James Thomas(Fenwick),
Adam Kantor(Eddie), Bryan Fenkart(Modell)は
Bwayで見たことがあって、昼蜘蛛男はPippinより、
この役の方がいいです。
ワルいことしているようで、どこか自信がない様子に、
目が離せなくなりました。
そして音程正しく歌えるのを初めて知った(笑)
そしてBryanはあまり目立つシーンがないんだけど、
いいキャラクターなので、ちょいちょいもっていきますよね。
それ以外のメインキャストはAaron C. Finley(Billy),
Josh Grisetti(Shrevie), Derek Klena(Boogie)なんだけど、
6人の中ではAaronが一番好きでした。
彼のソロ、とても聞き応えがあったー!!
そして彼女や妻役の女性陣が良くて。
男性陣の話だから出番が少ないのは仕方ないのだけど、
作品が違えばもっと出てて欲しいわーと思う人たちばかりでした。
女性陣に関して言えば、曲が彼女たちの印象を強めていますよね。
Don’tっていうBarbaraが歌う曲はなんだこれ、って感じだったけど、
Every Men Needs A Womenだったかな、
という曲は良かったです。

これ、いつBway入りするかわかりませんが、
これをどうやって1000人以上の劇場に
フィットするものに変更するんだろ。
変化が楽しみです。


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