2014年観劇:23本目 Here Lies Love

12月31日(水)
Here Lies Love
Public Theatre
Rush $40

今年絶対に見ておくべき作品!!と言われて
12月に2回Rushに挑戦したのですが、
クローズが決まった後だったので
1度目は半分ぐらいしか見えないパーシャルしかないと言われ、
2回目は前に10人以上いたのだけど、
ついて5分もしないうちに、
10人以上はチケットが出ないから、並ばない方がいいよと
スタッフに言われて、急遽Kさんと作戦会議。
その時点でチケットが15枚以上残っていた大晦日の
9:30pm公演を狙うことにしました。

で、大晦日は4時間半待ったのですよ←
でも待っている人どうし仲間意識が芽生えて(笑)
みんなでおしゃべりしたり、
ピザを振舞ってくれる人がいたり、
キャストがチョコレートの差し入れをくれたり、
なんだかんだで楽しく過ごせました。

チケットは1枚はフロア、1枚はバルコニーと言われたんだけど
二人一緒に見たいです、と言ったら渡されたのは3rdフロアのチケット。
よくわかってなかったけど、実際に行ってみたら、
多分前に言われた半分パーシャルの舞台上の席でした。
ま、でもそろそろ終わっちゃうし、この席でもいいか、
と思っていたら、開始3分前にその席(Box扱いらしい)にいた3人に
スタッフがフロアに降りたい??と聞いてくれて、
なんとフロアに入れてもらうことができました。
最後の最後にラッキーだった!!
(ちなみにそのBoxには私たちよりも後ろに並んでいた人が
そのあと座ってた。劇場としては誰がフロアだろうが
誰がBoxだろうが関係ないだろうけど、繰上げしてくれてありがとう)

作品はフィリピンの大統領夫人イメルダ・マルコスの半生を
題材にしたコンセプトアルバムをミュージカル化したもの。
全員立ち見のディスコ風の舞台なんだけど、
ただ立ってみるだけでもなく、
参加型のパフォーマンスでもなく、
ミュージカルの一部として客が群衆役を「演じる」構成でした。
もっとパフォーマンスや、参加する面が中心なのかと思いきや、
ストーリーが100分で疾走するように進んで行って、
実際のドラマの中に客が自然に入り込めるなーと思いました。
というか、政治ってショーだよね、
どれだけ客(国民)を巻き込むかだよね、と後になって感じました。

歌唱力がちょっと物足りない気がしたけど、
振り付けや動きが、あれはなんという分類なのかわからないのだけど、
きちきちっと整理された動きと、
女性の流れるような動きとが、見ていて面白かったです。
そしてプロジェクションの使い方がよかったなーという印象です。
セットが少ない分、場面をプロジェクションで説明していたけど、
写真や文字、年号がプロジェクションで出ても、
「使いすぎ感」が全くなくて、
むしろ最小限に抑えている感じがバランスがいいなーと思いました。

最後はチケットが$150まで値上げされてて、
そこまでではないだろ、と思ったけど、
ミュージカルと参加型って両立するんだ、と
驚いた作品でした。
いやー、でもこれ座ってパーシャルで見てたら
いまいちだなと思っただろうな。
最後の最後にチケットの神様ありがとう!!


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