2014年観劇19本目:Big The Musical

10月18日(土)
Big
The York Theatre
G5 $20(student rush)

John Tartagliaが主演するというニュースが出て
楽しみで楽しみでしかたなかったBig。(公演情報)
トム・ハンクス主演の映画が舞台化されたのが96年。
約半年でクローズしてしまったそうですが、
今回のこのYork Theater版では新たな曲が8曲も加わって
リバイバルされました。

Susan役にはKerry Butler、
社長役にこの作品のオリジナルの作詞家でもある
Richard Maltby, Jr.です。

先週の月曜にリハがスタートして、
土曜日から本番。そして明日には終了という
タイトスケジュールの中で作り上げるので
セットはとても簡素、伴奏はピアノとバスだけ、
そして皆台本を持ちながらの出演でした。
なので何人かは台本を持ちながら下を向いて歌うので、
少しは正面見て歌いなよーと思ったところがあったり、
何人か大人で音程がひどい人がいたけど、
Billy役の子が芸達者でいいアクセントになってました。

そしてJohnは、というと、13歳を演じている時に、
全くわざとくささがなくとても好印象。
自分もJoshみたいに、困るとあんな感じ(といって内股になる)に
なるからねー、と言っていたけど、
見ていて「子どもっぽい動きだな」とわかりやすい動作なんだけど、
大人が子どもを演じる時に起きがちな誇張したところがなく、
見た目は大人だけど、
動きや発言が、歌詞にもあったけどイノセントなところが、
Susanが彼に惹かれるのもわかるなーという感じでした。

そしてちょっと若返ったよね(笑)
だいぶ太って、老けて、あらーと思った時期もあったけど、
また年齢相応なところに戻ってきました(笑)

8曲も追加されたせいなのか、
ほとんどAct1はセリフがなく曲ばかりで、
そこはセリフでよくないか?? 曲が多すぎるなー…と思ったり、
ちょいちょい間延びするところもあったけど、
(たっぷり2時間半はあったと思う)
オリジナルではプレビュー中にカットされたという
Joshが大人になった朝に自分の体に驚くThis isn’t Meが
あははと笑える楽しい歌だったり、
Act1の最後のCross the Lineが盛り上がったり、
(思わずインターミッション中に口ずさんだ)
母が息子を心配して歌うStop, Timeがジーンと来たり、
Susanの友達がJoshをジャッジするThe Real Thingが
曲調や歌詞の内容が面白かったり、
そして最後のYou’re Gonna Be Fineが
ジーンときて涙してしまったり、
バラエティに富んだ曲のラインナップで楽しめました。

今これをBwayに持って行っても
子どもが出ているけれども、子どもウケはしそうにないし、
大人も一度これを見て12歳の頃を思い出せれば
それで結構満足できちゃうから、ロングランする感じはなかったけど、
もしまたやるなら、JohnとKerry Butlerの共演希望です。
この二人、この作品にぴったりのキャスティングだったと思います。
Kerry Butlerがいつもはちょっと抜けた役が多いけど、
これは抜けてるというより、
最後にyou’ve changed my lifeって言っていたように、
最初は肩肘張ってる感じだったのが、
Joshに触れてとても優しい表情になり、その変化が素敵でした。

終演後にはJohnと5年ぶりに対面できたし、
予想以上に満足できた観劇でした。

ちなみに、96年のPlaybillとチケットが飾ってあったんだけど、
チケット代、50%で$35でしたよ…。

写真 BWW1,2


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