8/6(水)ソワレ
Beautiful:The Carole King Musical
Stephen Sondheim Theatre
Standing 7 $37
なんだかんだで私の今のお気に入りミュージカルです(笑)
そりゃGGLAMが2013-14シーズンの中ではベストな作品なんですけどね。
でも繰り返して見たいのはなぜかコレ。
もちろんKevinが出てるからっていうのもありますが、
Kevinの出番はBOMに比べるとだいぶ少なく、
そんなにインセンティブでもないので、
やっぱり主演のJessieやぐっと胸が締め付けられるストーリーに
意外とハマってしまったという感じです。
本当はHedwigのロトに挑戦しに行ったのですが、
外れたので、1st南下して劇場に寄ってみたら、
6:30pmの時点で完売だったら立ち見出すからって言われたので、
そのまま15分ほど待ったら立ち見枠7の最後の1枠をゲットできました。
でも私の後に並んでいた4人も特別に入れてもらっていたので、
場合によってはもう少し出すのかもしれません。
立ち見はMezzanineのセンターの最後尾。
でも劇場自体があまり広くないので、見づらくはなかったです。
(あとから入った4人はどこだったんだろ)
トニー前後からだいぶチケットが高騰していて、
現在平均チケット額が$160を超えるというヒットミュージカル。
この日もソールドアウトで、相変わらず高齢者が多い作品でしたが、
一緒に歌う人がほとんどいなくてストレスなく見れました。
この日のJessieは喉の調子がそこまで良くなかったのか、
だいぶハスキーになっていましたが、
でも、む、と思う音はないし、十分聞かせてくれました。
さらに、演技がこれまでで一番ぐっときた。
Gerryが不倫しているところに乗り込むシーンは
これまでに見たことのない迫力で、
だからってただ怒鳴っているのではなく…。
少し台詞に詰まるところがあったんだけど、
それが悔しさとか情けなさとか悲しさとか、
今までなんとか耐えてきた感情が溢れ出てきて
今にも泣きたいぐらいなのに、
でも涙を見せないように気を張っている感じがして、
ここの台詞が終わったあと
(毎回拍手が起こるけど)
自ら拍手をしてしまうぐらい胸に響きました。
そうそう、3月に私が見たときまでほとんどCarole本人って
この作品と接してなかったから、
彼女がどんな人なのか、どんなことを語る人なのか、
あまり想像がついていなかったんだけど、
3月末ぐらいに初めて彼女がこの作品を見てから、
ネットを通して感想が出てきたり、
キャストと一緒に歌う様子が出てきたり、
トニーでパフォーマンスしたりして、
やっとCarole King本人を少し知ることができたんだけど、
そのせいかJessieとCaroleとが少し重なって見えるシーンがありました。
クレバーで才能もあるけど、どこか控え目で
決して自分を過信することがなく、あの小さな体なのに、
そこから溢れ出てくるパワーは大きいCarole本人を
少し見る機会があったからこそ、
Jessie演じるCarole像からよりリアルに伝わってきた気がします。
あ、あとこの日はGerryもがんばってたよ(笑)
4人の中でweak pointだと思っていたのだけど、
最後カーネギーホールでI’m sorryというところで、思わず涙してしまった。
というのも、彼もこの言葉がずっと言いたかったんだけど、
精神的にも物理的にも遠い場所にいるからなかなか言えなくて、
きっと悩んだり苦しんだりしたんだろうな、というのが、
この台詞から伝わってきたから。
これまで大事なカーネギーでのコンサート直前に、
こんな重い台詞言うなよ、って思ってたけど、
これを聞いてキャロルも晴れやかな表情になって、
この言葉を受け入れていたから、
このあとに続く舞台(カーネギー)上での最後の一曲が、
一皮むけた、というか、なんだか一段高いところにのぼったような
印象を受けました。
うん。ほんとこの日の演技はパーフェクトだった!!
そしてDudaさんですが。
Neil Sedakaは少し本人の物まねするようになったかね。
ちょっとこれまでと歌い方が違った。
Lou Adlerのシーンではよりプロデューサーっぽくなってて、
バックコーラスや演奏する人たちにも声かけてた。
あんな台詞あったっけ。
あと、最後レコーディングでNatural Womanを歌い終わった
Caroleに向けるポーズが、胸を手に当てたり、サムズアップするのではなく、
両手を上に大きく広げるポーズだったんだけど、
最高だ!!って表現してる度合いがこれまでで一番高かった。
そしてPeasant Valley Sunday、これSFになかったシーンだから、
すっかり出てくるの忘れてたけど、
セットの2階で女性と曲を作ったあと、
スタンディングマイクの前に
ちょっとカッコつけて、足を斜めに開いて立って、
手を耳の上あたりから髪の毛をかきあげるように
動かしていくフリは吹いてごめんなさい(笑)
そういうの似合わなーい(笑)
終わった後は一応ご挨拶。
SD-ing終わるの待ってたけど、
下向いてサインしてるときの角度好きだわー←
そして、この日着てた紺のポロシャツと赤いハーフパンツの
組み合わせがかわいかったー。
