NY旅行14年3月-12 6本目 If/Then

3月18日(火)Evening

If/Then
Richard Rodgers Theatre

Poggy&Bess以来でこの劇場に入りましたが、
リノベしたんですかね。座席の傾斜がいい感じで、
真ん中よりも後ろの席でしたが大分見やすい劇場になってました。

以上。

っていや、ほんとそんな感じの作品でした。

N2Nのクリエイターたちの作品だから、
またN2N見たいに心を大きく揺さぶられたり、
曲のパワーに圧倒されたり、
何より俳優たちの熱演に涙したりするのかと思いきや。
そんなのが一個もなかった。

いや、テーマは面白いと思うんです。If… Then…って。
Idina演じるElizabethがLizとして生きる人生と
Bethとして生きる人生をそれぞれ見て行くわけですが、
なんかストーリーが薄っぺらくてね…。
というか、曲もどれも同じように聞こえて退屈だから、
ストーリーも退屈に感じました。
なんならPlayにした方が中身を深めることに
フォーカスした方が良かったのでは、と思ったぐらい。
特にKateとAnneのストーリーはもうちょっとなんとかならなかったかね。

二つの人生を行き来するのは、ここでシーンがかわりますよ、
とわかりやすく表現していたので、混乱することはなかったですが、
(DC版は相当複雑だったようで、だいぶ簡易化したっぽい…??)
N2Nは全然自分の立場と違ったキャラクターでも、
そのキャラクターの心情にぐっと入り込めたのに対し、
今回のはその立場を想像するのが、難しいのではなく、やりづらい感じでした。
そしてどっちのキャラクターも、観客の注意を引くために
不幸にすればいいってもんじゃないよ、と思ったり。

あとセットがね、ほとんど変わらないんですが、
天井というか後方に設置された大きな鏡の意味が不明でした。
いや、鏡を使うことで表したいとことはなんとなくわかりますが、
はたしてあそこに置く意味があったのかが不明。
というのも、人が動く舞台ではなく
空中に浮いた鏡の中でも像が動くので、
視界の中で色んなものが動いていて気持ち悪かったです。

そしてこれは人によって分かれるでしょうけど。
IdinaとAnthonyが出てきたときのキャーみたいな歓声で
だいぶ引いちゃいました、私は。
プレビュー期間中だったので、彼らの熱心なファンが多かったんでしょうけど、
特にIdinaは声も出てなければ、
舌滑もわるく台詞でさえ聞きとりづらかったのに、
最後のIdinaのソロが終わった瞬間スタンディングオベーションとか、
もうスタオベの安売りもいいところでした。
断固として立たなかった人も少なからずいたけど。

ということで圧倒的にN2Nが良かったな、
N2Nを期待していくと、アレ?となるな、という観劇でした。
Audiende Rewardsを利用して買ったチケットなので、
40か50ドルぐらいで済んで良かったです。


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