NY旅行14年3月-8 4本目 The Threepenny Opera

3月16日(日)Evening

本当はこの日、夜の観劇は予定していなかったんだけど、
時間が空いたので、何か見ようと探したのですが、
新作で日曜夜にやっているものはナシ。
モルモンはやってるけど、マチネを見たあとではロトに参加できず、
Buyer&CellarのMichael Urieの最終日がこの日だったけど、
彼のは見たし、クリスの方が見たいのでこれもパス。
ということで、たまたまToday Tixアプリで見つけた
Atlantic Theater Companyの

The Threepenny Opera
を見に行くことにしました。

公式サイトからだと売り切れだったんだけど、
このアプリだと最後尾の席がいくつか残っていたので、
アプリ上で決済して劇場に向かいました。

この日、めっちゃ寒くてですね…。
駅から劇場まで歩くのが苦痛でした。
劇場街にないオフの劇場は遠くて面倒ですね←

The Threepenny Opera
(Atlantic Theater Company)
Linda Gross Theater
$75

オフだし、こんな場所だし、高齢者が多いのかと思いきや、
意外や意外、20代の学生らしき子たちがめっちゃ多かった!!
インターミッション中にあの人がどうだこうだと熱心に語っていたので、
シアター専攻の学生だちだったのかもしれません。

席は最後尾の真ん中あたりだったのですが、くっそ寒かったです。
ホッカイロを持っていたし、ダウンコートも肩から掛けてみてたけど、
それでも寒くて、しかも暗くて、だいぶ集中力が持って行かれました。

ですが…。
この作品、素晴らしかった。
舞台の奥にオケピがあり、
奏者が弾いているところが全て見えるのに、まず興味をひかれました。
舞台上には机や椅子とちょっとしたセットのみ。
もちろん自動では動かないので、
キャストが自分たちでセットを動かしていくのですが、
セットがシンプルなだけに
キャストそれぞれの演技により集中できる感じです。

他の3文オペラを見たことがないので比較はできないのですが、
いくらでもセット等で派手にできそうなところを、
あえてムダな装飾はそぎ落として上演しているように感じました。
だけどどこか異世界感があるというか、
決してイマジネーションの世界というわけではないんだけど、
不思議な浮遊感を感じる空間でした。

俳優さんは個人的にはJenny役のSally Murphyが好きでした。
歌声がとてもキレイなのと、凛としてた。
あと、このプロダクション、アンサンブルも含めて女性が全ていいんですよね。
年配の女優さんも多かったけど、誰一人迫力に欠けた人がいなくて。
逆に男性陣はちょっと…だったかな。
Mr. Peachum役のF. Murray Abrahamは貫禄たっぷりでしたが、
Michael Parkの舞台くさい台詞回しがやや鼻についたり、
Tiger Brown役のRick Holmesの存在感がなかったり。
なので男性陣だけのシーンになると、なんかアンバランスだった印象です。

ですが、全体的にはとても上質でした。
5/11まで延長されたので、GWにNYに行かれる方にはおススメしたいです。


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