NY旅行14年3月-6 3本目 Beautiful : The Carole King Musical part2

続きです。Part2で終わるでしょうか。


■オフィス
Will You Love Me Tomorrowが5週連続ヒットとなり、
自慢げに5週No.1なんだーというGerryに対して、
悔しがるけど、僕らもNo.1ソング作ってるもん、と返すBarryとCynthia。
No.1は僕らの定位置というGerryに対して、
Barryがほら何してるの。day jobに行かなくていいの??と、
悔しさをちょっとにじませながら言いますが、
ヒットを機にday jobをやめたんだ、と言います。
ここで、Oh, Congratulations!!ってKevinが言うんだけど、
急に声のトーンが上がったから、さっきのGerryの自慢に対する応酬で
一瞬、嫌味?この後なんか皮肉言う?と思ったけど、
表情見たらめっちゃニコニコしてて
自分のことみたいに喜んでてちょっと安心しました。

でももっともっと街へ出かけて行って、
最近の流行りを自分で確かめたいGerryと、
せっかく制作以外の仕事をやめたんだから、
家族で過ごしたいCaroleとの間に溝が生まれるのもココ。
自分の母親は得られなかった、家族の落ち着いた暮らしに憧れる
Caroleを見ていると、Gerryも子どもじゃないんだからさ、と思うけど、
まだまだこのとき若いんですよね…。
SF版では、CaroleがGerryを少しでも振り向かせるために、
Cynthiaに、服買いに行くの一緒に行ってくれない?
という台詞があったけど、その台詞なくなってました。
Caroleがうまく気持ちを伝えられない分、
見た目を変えたら見てもらえるかな、って思ってる様子がかわいらしくて、
好きな台詞ではあったんだけど。
あとここでJanelle WoodsがDonを訪ねてくるシーンが増えてましたね。

■ヒット曲×4
その溝が生まれそうになったときに歌うのがUp on The Roof。
良く歌詞を聞くと、Gerryの葛藤というか閉塞感が出ていますね。
ドリフターズが歌うシーンになると電飾が鮮やかになるので、
イマイチ歌詞を聞いていなかったけど、
Gerryが歌うとちょっと切なかった。
この曲でもヒットを飛ばしたCaroleたちに対して、
私たちもドリフターズを使えばいい!と生まれたのが
CynthiaとBarryが書いたOn Broadway。
このときダグラスが2コーラス目で入ってくるんだけど、
遅れてなんかちょっとグダっとなってました。

両ペアが切磋琢磨し合って、というかcompetitiveに
ヒット曲を連発させていく様子は
SFだとWill You…が生まれたときに使っていたピアノがまた出てきて、
そこに座ったり立ったりが続いて曲制作→本家が歌うという繰り返しだったのが
大分すっきりしたし、ビルボードでOn Broadwayが3位だよ!!って
がっかりするBarryのシーンがなくなって、
Gerryの台詞で3位だってわかるんだけど、
曲の良さに焦りを感じたGerryが
ますます外に出なくては、と思うようになる様子がより深くなってました。

そう、SF版と比べて大分Gerryが丁寧に、というか
台詞で心情の揺れとか焦りがわかるようになってましたね。
SFだとGerryが大人になりきれないし、ダメで仕方ないなやつにしか見えなくて、
客席がGerryに敵対心を抱いている感じがあって、
それをカーテンコールまで引きずっている印象だったけど、
浮気してダメなやつではあるけど、GerryはGerryなりに葛藤があって、
神経がまいってしまう様子がわかりやすくなったので、
こっちのGerryの方が断然いいなと思いました。

あとここ、次のLocomotionも含めて、
本家が歌うところがちょっとずつ短くなっている印象でした。
SFのときは長すぎて途中で飽きたもんな…。

そしていよいよ、BarryとCynthiaにも流れが来ます。
今までとは全然雰囲気の違うYou’ve Lost That Lovin’ Feelingを
ピアノで弾き始めるBarry。
途中、すっごい懐疑的な目でCynthiaの方を振り返るんだけど、
Kevinの表情が良かったー(笑)

■バケーション
本家がYou’ve Lost That Lovin’ Feelingが歌うと
シーンが変わり、冬の雪山に。
4人でバケーションをしに来たのですが、
ここ、Jarrodと同じ衣装(でもサイズは違う)をKevinが着てまして。
あれ着膨れするんですよね(笑)

このシーンでYou’ve Lost That Lovin’ FeelingがついにNo.1に
なったことがわかるのですが、
Gerryが二人にNo.1おめでとう、っていうと、
No…なんだって??もう一回言ってみて??っていう台詞が続くのですが、
Kevinのsay it againの言い方が少年みたいに喜んでて、
すごくかわいらしかったです。

そしてテーブルに集まってポーカーを始めるところは、
Kevinがなぜか正座みたいな座り方なんだけど、お尻とかかとに距離があって、
立て膝と正座と中間みたいなポジションになってて、
それ疲れそうだなぁって見てました。Jarrodはどう座ってたっけ。
そしてポーカーをするところは、ポーカーなのに8枚ちょうだい、
って言ったり、2 bootsはrich for meっていう言い方が、
あまり大袈裟に言わない感じが、
Barryのユーモアセンスが溢れている感じがして良かったです。

で、問題はこの後。
CaroleとGerryがケンカして、
雰囲気変えるよ、と突如CynthiaにプロポーズするBarry。
I can’t believe you don’t feel what I feelだったかな、
みたいな台詞がJarrodは信じられないと怒ったように吐き捨てて
出て行くのに対して、
Kevinのはそれに気付けなかった自分に対して言っているようでした。
Jarrodは満を持して言ってみたら断られたのに対し、
KevinのはBarryが先走った感が出ていました。

■テレビ収録
Janelle WoodsのOne Fine Dayの収録に立ち会う
CaroleとGerry。
ここでGerryが彼女と不倫してることをCaroleに打ち明け、
この曲の後半の歌詞をCaroleが歌うのですが、
この歌詞と心情がうまくリンクしてますね。
そしてCaroleが不安げで小さく見えて、
絞り出すようにして歌っているJessieの表現力ってすごい。

ここでAct1終了です。
続きはPart3へ。

Act2にKevin版で聞いてみたかったWalking in The Rainが出てきます!!


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