Pippin
Music Box Theatre
AA112 $99.75(手数料込)
ボストンでトライアウトを行っていた頃から
気になっていたPippin。
最前列がディスカウントで出ていたので意気込んで買ったのですが…。
ほんとに、席については劇場だかテレチャージだかプロデューサーだか
誰でもいいんだけど、に文句を言いたい!!
舞台高すぎて最前列だと見切れまくりですからっ!!
これをパーシャルと明記せずに売るのは、詐欺だと思いますけど??
っていうぐらい見えません。
こんなに見えないってわかってたら、
もっと後ろの方のディスカウント席選んだし…。ぶーぶー。
なのでこれから席を買う人は、
けーーーーっして最前列を選ばないように!!
（掲示版によると、補助クッションみたいなのを
頼めばくれるらしいです。それでも見づらそうだし、
後ろの人に迷惑そうだけど…。)
ちなみにリバイバル作品でアルバムは出てるし、
舞台を撮影したDVDも出ているので予習しやすい作品でしたが、
アルバムでさーっと歌詞を読んだ程度で、
DVDは画像が粗く、見ていて気持ち悪くなったので、
Chita Riveraが出てくるあたりでやめちゃったまま本番に突入です。
では感想へ。
あらすじは簡単に言うと、
大学を卒業したPippin(元マチネSpideyのMatthew James Thomas)が
something incredibleなことをしたい、あ、違った??
何か人生で大きなことをやり遂げたい、意味を見出したい、
と自分探しを始める、というもの。
そのシーンをお膳立てしていくのが、Patina演じるLeading Actorと、
その他のアクターたち、という設定で、
セットはサーカス風、というか振付やメイク、衣装もサーカスでしたね。
派手だけど作られたの世界の中で生きていくより、
最後は何の変哲もない、でも愛する人と一緒に日々を過ごしていく、
という小さな喜びを選ぶ、というものです。
オリジナルの振付がFossieなので、それを踏襲している部分も多かったけど、
はたしてサーカスにする必要はあったのでしょうか。
アクターたちにサーカス系の動きは合ってなかった気がします…。
といっても、見切れててよくわからんかったけど。
でも動きとしては派手なので、
その場ではなんとなくノリで盛り上がるのですよ。
で、見た目の派手さに惑わされて、
楽しかったーって劇場を出ることはできたんだけど、
30分後には、うん、なんか別にもういいな、って思ってしまいました。
瞬間的な盛り上がりはあるけど、余韻がないというか、持続性がないというか。
だから、もう一度見たいか、って言われると微妙。
席が悪かったので、全体を見られる位置で見ておきたい、
という気持ちはありますが、ディスカウントで十分ね。
で、相変わらずマチネSpideyの歌が下手っぴでねぇ。
Spidermanは本家の顔が好きじゃなかったので、
わざわざマチネを見に行ったのですが、
音程が安定しない子だなぁっていう印象しか残っておらず、
でもPippinで主役に選ばれるぐらいだからうまくなったのかな、と
期待していたのですが、そこらへんは進歩してません(笑)
なのでPippinの曲で盛り上がる、ということがなくてねぇ。
いい曲が多いのにもったいない…。
ま、見た目がかわいいから許すけどさ(爆)
↑しかも最後SDで写真まで撮っちゃった(笑)
Patinaはもともと男性がやっていた役を
女性がやるということで気になっていましたが、
体つきがとてもキレイで、そこに目がいってしまいました。
あとは顔芸はすごいよね。
このキャストの中で特筆すべきはAndrea Martinでしょうか。
YFで見て、一人オーラを放ちまくっていたベテラン。
今回は彼女を見るのが一番の楽しみでした。
最初のMagic To Goで出てきたときから、盛り上がってましたね。
そして彼女のソロのNo Time At Allは皆で一緒に歌ったりもするし、
ブランコを使ってパフォーマンスしたりするしで、もう大盛り上がり。
ただ掲示版などでスタンディングオベーションだった!!と書いている人がいて、
それはちょっと勘弁だな、と思っていたけど、
この日は拍手喝采でとどまって、
スタンディングオベーションにまではならなくて良かったです。
ただ全体的に見ると、ずーっと似たようなサーカス振付なので、
後半はちょっと飽きてました。
曲も心地良いものが多いのに、
歌う人がイマイチだったりして惜しいなーって感じだし。
なので個人的にはリバイバルはPippinよりDroodの方が
面白かったと思うんですけど、
客入りとか考えるとPippinで決まりっぽいですね。残念。
