Motown : The Musical
Lunt-Fontanne Theatre
X106 $89…だったかな
モータウンレコードの栄枯盛衰を描いたこのミュージカル。
ストーリーの根本である「モータウンレコード」を良く知らないけど、
Jersey Boysのように脚本が面白ければ、
「ドラマ」として楽しめるのではないか、という
期待を抱いて見に行ってみました。
というか、チケットがバンバン売れてましてねぇ。
平日なのにメザニンしか出てこない日があったりして、
これは早めにチケットを取らねば!!と
キャストやストーリーはほとんど調べないままに
ディスカウントでチケットを買ったのですが、
いつの間にかディスカウントがすっかり消えていました。
チケットを買っちゃったので、これは少し作品について
下調べをしておかなきゃなーとちょいちょい掲示版などを見始めると、
客がsing alongして大盛り上がりとか、
途中で隣の人と手をつないで!!と促されるとかということがわかってきて、
なんかイヤな予感がしてました…。
そしてその予感的中!!
一曲目から客席大合唱。
しかも舞台版は時々オリジナル曲とは違ったアレンジが入っているようで、
客席が先走って続きを歌ってしまうことが何度かあったのですが、
そのたびにに客席は「間違って歌っちゃった。あはは」みたいな
ストーリーとは全くリンクしない笑い+お喋りが乱発して、
全く舞台に集中できません。
しかも舞台で歌ってる人もそんなに上手じゃないし、
(特にダイアナ・ロスは大切な役なのに下手だった)
隣で歌ってるおばちゃんも上手じゃないし、
歌が重視されていて演技はどうでもいいみたいで、
始まって10分で帰りたくなりました。
英語が比較的簡単だったので、
モータウンレコードのことを知らなくても、
モータウンの歴史についてはわかったけど、
この作品はとにかく昔の歌をモノマネして歌って、
それで客が盛り上がる、という一点突破型で、
「曲と自分の思い出をリンクする」ことができないと完全においてけぼりです。
そんな作品を、全くモータウン文化を知らないのに見た私が悪かった。
パフォーマンスじゃなくて、ミュージカルとして期待して見に来た私が悪かった、
というしかありません。
うん、でもま、だからトニーとかで全然作品は評価されてないんだよね。
でもそんな中でも主役のBrandon Victor Dixonだけは
歌が圧倒的にうまいし、演技も魅せてくれる人でした。
特にAct2の後半で歌うソロ曲がすっごい良くてねぇ。
周りの人が誰も歌ってなかったので、
ミュージカルのオリジナルソングだと思うのですが、
やっと最後にいいものが見れた!!と思いました。
この人、The Scottsboro Boysのオフのときの
オリジナルHaywoodなんですよね。
私このオフのキャストアルバム好きで、
特にHaywoodが好きだったので、見られて良かったです。
ですが!!
作品はね…。
周りの大カラオケ大会に耐えられる人はどうぞ、という感じです。
Motown好きなので観たいな~と思っていたのですが・・・^^;
知ってる曲が沢山あれば、カラオケ大会に参加できるかも??
>BBさん
曲をご存知なら、カラオケ大会できて楽しいと思います(笑)
曲はPlaybillによると60曲ぐらい歌ってた、らしいです。