4本目-The Mystery of Edwin Drood その3

Act1だけですっかり引き込まれたDrood。
役者さんがここまで揃うと、パフォーマンスに欠点がないですね。
上質な作品を見たー!!
さぁ、これからどう進んでいくの、と気持ちが前のめりでした。

Act2は初演にはなかったEntrance曲から。
Willさんは次のシーンに出てくるからか、
この曲には参加してませんが、
代わりにじっくりミニイケメンが見られます(笑)
こんなイケメン、なんでNewsiesで見落としてたんでしょう。

Edwin失踪から6ヵ月。でも進展はなし。
この事件を解決するためにPufferと
Stranger(=Datchery、SJBが演じている)がこの町にやってきます。
駅で歌うSettling Up The Scoreは
ちょいちょいJasperがウロウロしているのと、
Edwin is still missingって書かれた新聞を使った振付が面白いです。
新聞を開いたり閉じたりしたときに出るカサっという音が、
「音」として使われてるんですけど、
良く音が出るように新聞に加工してあるのかな。

事件以降、音楽のレッスンに来なくなったRosaを
なんとか連れ戻そうとするJasperは、
今まで隠していた(バレバレだけど)Rosaへの気持ちを吐露しますが、
「よくそれが愛だなんて呼べるね」とRosaが怒ると、
怒っている表情も美しい、って気持ち悪いことを言うJasper。
ここで歌うThe Name of Loveの声が本当に素敵でねぇ。
愛情と激情の歌を歌わせたら、この人Broadwayイチよね。

PufferとRosaが出会うシーンのあとは、
また全員で歌うDon’t Quit While You Are Aheadへ。
途中、ラインダンス的なところがあって、
足を上げるのですが、Willさん、まぁまぁあがってたよ(笑)
盛り上がるので、じゃあもう一度、とさびを繰り返すのですが、
途中で曲がプチっと止まってしまい、
Chairmanが持っていたワインをJasperに渡し、
Jasperはそのグラスを手で閉じると、
Charimanが「実はここでディーケンスは永遠に筆を置いてしまいました」と。

笑っちゃいけないのかな、と思いながらも、ついつい吹き出してしまいますw

そしてここからこのDrood名物の投票へ。
まずEdwinは生きているのか死んでいるのか、
をキャストが投票し、死んでいる、ということに決まるのですが、
自分の役がここで終わってしまうAlice Nuttingは
へそを曲げて舞台を去ってしまいます。
続けてDatcheryは誰か、というのを拍手で投票。
これまで出てきた意味深な台詞をおさらいしたあと、
ステージマネージャーが候補者の後ろでハンカチを振って、
その人だと思う人に拍手をし、その音の大きさで決めて行くのですが、
この日はHelenaとBazzadで決選投票が行われ、最終的にBazzardに決まりました。
選ばれると、着替えがあるから下がって準備してきて、とChairmanに促され、
Bazzardが準備をするためにはけると、次はいよいよ犯人の投票。

一番怪しいのはJasperだけど、と前に促されて出てくると、
ヒュー――!!という歓声があがって、
Chairmanが悪役には悪役に対する反応があるでしょ、
みたいなことをいうと、ブーイングに変わりました(笑)
確かにJasperは怪しいけど、Chairmanがそんなわかりやすい結末を
ディーケンスは書いたでしょうか。では投票に進みましょう、と言うと、
へそを曲げたAlice Nuttingが荷物をまとめて出て行くのですが、
あそこで抱えているあのイヌはSJB本人のイヌなんですよね。

気を取り直して投票へ。
一人ずつ出てきて短いスピーチをするんだけど、Andy Karlに爆笑ww
Jasperが出てくると、大きなブーイングがあがって、
Willさん、ほんとに満足そうな顔をしてました。
ただJasper、ここの台詞、というか言い方、受けてなかったよねww

この犯人の投票は、アンサンブルキャストが座席に降りてきて、
ここからここまでは私が数えるから、と説明し、
客席から一人ボランティアを選んで数字の書いた札をあげてもらい、
1番だと思う人~、2番だと思う人~と、毎回律儀に数を数えていきます。
この投票の結果は続きを見てのお楽しみ、なんですが、
毎日終演後、表の入口あたりに
何人の投票があったのか掲示されるそうです。
SDが裏にあるので、表側に戻る機会がなく一度も見ることはなかったけど。

この投票を待っている間、プリンシパルたちが
舞台の上でフリーで色々と言っているのでそれを見るのも楽しみの一つです。
自分の番号が呼ばれているときに手が挙がっていないと、
「ほら、私なんだから手を挙げてよ」ってアピールしたり
Willさんは音楽に合わせてなんだかフラフラ踊っていたり。
適当にステップ踏みながら、一人で遊んでいたWillさん、ツボすぎました。

投票が全ブロックで終わると、
Don’t Quit If You Are Aheadをもう一度歌って、
投票結果に沿ってエンディングに進んでいきます。

(ネタばれ含みます)

まずPufferとRosaの関係性が明らかになると、
続いて探偵役に決まったBazzardがOut On a Limerickを歌い、
その中で犯人はJasperだ!!と告白して、Jasper’s Confessionへ。
最後に向けて盛り上がっていく曲で、
しかも好きな歌い方をしてくれるので声に酔いしれてました。
それにしてもこの作品、Willさんパートの曲はどれもパワーが必要そうです。
毎日すごく疲れるって言ってたけど、舞台見てその意味が良くわかった。

話を戻すと物語は意外(?)な方向へ。
Durdlesが実はJasperは犯人ではないことを知っていて、
真犯人を明らかにします。
ここで初めてこの日の結果が分かるのですが、
この日はChita Riveraでした。

犯人がわかったところで、
Chairmanが、でも物語はハッピーエンディングで終わらないとね、
とカップルを選ぶ投票へ。
犯人になったChita Rivera以外で、
男女それぞれ一人ずつまた拍手で選びます。
女性はすぐにHelenaに決まったけど、
男性陣は決選投票でも決まらず、最前列に座っていた女性が、
「そこのマダム、選んでください」と指名し、Deputyが選ばれました。
Lovers Duetの前の二人のやりとりは毎回アドリブだそうです。
この日はアドリブは面白くなかったけど、
歌いながらHelenaが、こんなガキんちょを選びやがって、と言わんばかりに
その最前列の女性に視線を送り続けていて、爆笑でした。

そして最後、Edwinが登場してめでたしめでたし。

途中で自分たちが参加できるシーンがあるのも一つの要因だと思うけど、
退屈なシーンがないだけでなく、
あの原作を元に最後の歌にメッセージをこめていて、
この脚本家天才だな、と。
本も曲も全て一人で作ったRupert Holmesすごすぎる。
そして何度も言うけど、俳優が皆素晴らしいので、
とにかく満足度の高い作品でした。

終演後はSDへ。
いつも通り一番最後まで待ってお喋りしてきました。
妹を紹介したら(前にBEで会ってるけど覚えてないよねw)
妹にも優しく話しかけてくれて、ますますWillさん好きだわーとなりました。

今回は何見るの??って聞かれたので、
Nice Workを見る予定だ、と言ったら、
「バトラーのMichael McGrathいたじゃん。ほら小さい人。
(と言って、手を胸のあたりにあてる。そりゃ小さすぎないかww)
あの役を、今日見に来てたんだけどね、今度Brad Oscarがやるんだよ」と、
未発表情報をペラペラしゃべってくれましたww
「いつから?私見れるかな?」って言ったら多分見れる、
と言われたけど、ほんとか?と思いましたよね、正直ww
そして結局1月の2週目あたりからだったよねww
Willさん適当すぎるww

あとはChaplin見たよ、って言ったら、良かったか??と聞かれたので、
私はすっごい好きだったし、良い話だった、終わるなんて信じられない、
と言ったけど、あまりWillさんは興味がなかったようで、
それ以上は盛り上がらず、
いつ帰るの??と話が進んでしまいましたww

1/5に帰るって言ったら、それって土曜日だよね??と。
うん、土曜日。で、1/4にまた見に来るって言ったら
それって金曜日だよね、と全てなぜか曜日に置き換えて確認されましたww
金曜、出ますよね??と念のため確認したら、
その日はファミリーが来るから出るよ、とのことだったので、
ではまたその日に、とお別れしました。

前日のモルモンの消化不良から一転、
やっぱりBwayは素晴らしい作品が見られるな、と改めて思って、
妹と祝杯(?)をあげに、飲みに向かいました。


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